沖縄歴史文化研究会

琉球の歴史、文化、首里城など幅広く沖縄について学んでいます
八重山毎日新聞社
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開南集落近くにゲートか 利用計画図で判明


施設利用計画図を手にゲートとみられる場所を確認する連絡会のメンバーと住民ら=7日午後、開南集落

 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画をめぐり、駐屯地内から開南集落前の県道87号線に接続する道路が予定されていることが7日分かった。石垣島に軍事基地をつくらせない市民連絡会のメンバーが情報公開請求で入手した施設利用計画図(施設配置)で判明した。図面によると、県道との接続カ所はゲートとみられる。開南集落の端からわずか十数㍍先で、車両の出入りで住民生活に影響が出るおそれがある。住民側は「何の説明もなく変更するのか」と猛反発している。 

 同計画図は、沖縄防衛局がことし7月3日付で提出した「伐採及び伐採後の造林の届け書」に添付されたもの。市は同6日に受理していた。連絡会は7月10日付で、6月27日から7月10日までの間の資料一切を請求、8月21日付で情報開示を受けた。

 防衛局が2019年2月13日の住民説明会で配布した施設整備の概要では、グランドは集落と県道から離れた西側にあり、道路もグランド西側にあったが、施設利用計画図ではグランドも道路も東側の開南集落と県道側に隣接する場所に寄っている。この道路の出入り口が県道側に設けられる形になっている。

 連絡会は同日、開南公民館で声明を発表し、「住民の合意もなく進められている」と抗議。「グランドは、ヘリによる輸送に使用されることを防衛省が住民説明会で認めている。ゲートは、大型のミサイル発射機車両、弾薬運搬車など軍用車両の出入りへの利用が予想される」と指摘した。

 開南公民館の小林丙次館長は「図面を見て初めて進入路の存在を知った。防衛局は住民のことなど全く考えていない。防衛という大義名分のもと、変更しても何の説明もない。住民は請求して初めて知ることできるのか。市も市民を何と思っているのか。市は知った時点で報告するべきではないか」と抗議。

 駐屯地内のグランドと道路の隣接地に住む当銘耕一さん(44)は「隣に住んでいるのに何も言って来ない。何の責任もないのか。市は陸自配備について国の専権事項というが、どこの国の話なのか。市にも説明する責任はないのか」と不満をあらわにした。


2020-09-08 09:41:29
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36745/

老朽化で閉館の危機 公的機関に協力訴え


老朽化が著しい黒島研究所。建て替えが急がれている=5日午後、黒島

 【黒島】1970年代からウミガメなどの調査・研究をしているNPO法人日本ウミガメ協議会付属「黒島研究所(若月元樹所長)」が、建物の老朽化で閉館の危機に直面している。施設は1973年の建築から47年が経過し、早期建て替えが急務だが、運営母体の同協議会が非営利団体のため建て替え資金の蓄えがない。研究所によると、10年ほど前から竹富町や公益財団に支援を求めているが色よい返事はなく、若月所長は「このままでは、数年で運営から撤退せざるを得ない」と窮状を訴えている。

 施設は鉄筋コンクリート造り1階建て、延べ床面積570平方㍍。展示室には黒島周辺の海域に生息する魚類、甲殻類、ウミガメなど100種類以上を飼育・展示し、来館者に紹介している。サンゴなどの標本展示室や資料保管室、研究室も設けている。

 活動としては78年からウミガメ類のさまざまな研究を行っている。黒島や西表島でウミガメ類の産卵数を調査し推移を記録。黒島西の浜での産卵調査は県内のウミガメ調査の中では最も歴史があり、約40年も継続している実績がある。石西礁湖やサンゴ礁の調査も実施」し、日本で3本の指に入るほど貴重なサンゴの標本を収蔵しているという。

 ほかにも大学のインターンシップ、学芸員実習の受け入れ、地元小中学校や石垣市内小学生の環境学習の場として教育・普及活動に取り組み、地域に根差した活動を続けてきた。

 ただ、施設の老朽化で雨漏りや外壁の傷みが年々激しさを増す。建物と土地は沖縄本島の民間企業が所有し、同協議会が賃借している。協議会は、建て替え事業費が数億円単位になると試算。額が大きいだけに所有者の出資やクラウドファンディングによる資金調達は厳しいと判断し、公的機関などに協力を求めている。

 若月所長は「老朽化で施設が使えなくなるとNPOとして島から撤退することになる。長期的な調査も途絶え、標本なども散逸する恐れもある。八重山の標本や資料は八重山に残すべきだ」と強調する。


2020-09-08 09:38:07
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36744/

歴代最長、一強を誇った安倍政権に終わりが

 歴代最長、一強を誇った安倍政権に終わりが近づく。安倍政治の功罪は今後さまざまに検証されてゆくことになるが、政権が島々にもたらしたものをなぞってみる
まずは石垣港。専用埠頭(ふとう)に停泊する大型巡視船群の威容は、全国最大規模の海上警察力の集積地だ。国有化以降の言わずと知れた日中摩擦「つくられた尖閣危機」への対応である
南ぬ浜町では、国直轄事業の20万㌧級クルーズ船専用バースの整備が進む。南ぬ島石垣空港では、国際線ターミナル建設事業が始まった。2016年総理所信表明演説で石垣港の、17年には空港のにぎわいにふれた。1地方自治体に2年連続言及する異例の事態であり、二つの整備事業の背景にある
与那国島の陸自沿岸監視隊発足に石垣駐屯地整備、新川富崎の準天頂衛星追跡管制局設置は、陸自の南西シフト、対中国日米一体化戦略に基づく
いずれにせよ観光振興のインバウンド戦略と、島々の軍事基地化という相反する政策が同時に進められ、地域はいやおうなく分断されたまま
後継自民党総裁は14日に選出される。辺野古新基地も平得大俣も、防衛政策は不変か。安倍氏自身が後継に望んだ岸田氏のスローガンはくしくも「分断から協調へ」、石破氏は「納得と共感の政治」である。安倍政治への評価であろう。(慶田盛伸)


2020-09-08 09:34:38
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36743/

与那国町 食育センター、基本計画案策定


食育センター地図

 与那国町はこのほど、老朽化している町立学校給食共同調理場と与那国町保健センターの高齢者給食施設を集約して給食を提供する総合食育センター整備事業の基本計画案を策定した。新センターの給食供給体制は1日当たり最大350食以上とし、幼稚園や保育所への給食提供も想定する。2023年9月の供用開始を目指す。

 総合食育センターは、学校給食、高齢者用給食調理のほか、食育機能がある複合型施設として整備する。メリットに▽食材一括購入による経費削減▽食育の取り込み▽衛生、施設維持管理の確実性ーなどが挙げられている。建設地は旧祖納保育所。

 既存の町給食調理場は1982年建設で築38年と老朽化。耐震診断や耐力度調査で不適合とされているほか、検収室や保管室などと調理室の区分がなく、衛生上の問題があった。配食の対象は2020年4月現在、児童生徒と職員で小学校166食、中学校2校75食。調理場職員7人分を含めると配食は計248食となる。

 高齢者用給食施設となっている保健センターでは、1日の月平均最大で昼食55食、夕食20食を手掛ける。配食利用者は祖納・久部良・比川3集落で30人おり、ケアセンターとデイサービスを含めると最大61人が給食を利用する。

 今後整備する新センターでは幼稚園(3園)、保育所(2園)も学校給食の対象とすることが可能。将来的な提供開始を見据えて▽幼稚園へ給食提供可能な規模の厨房(ちゅうぼう)機器設置▽配送・配膳方法▽献立の検討ーが必要としている。

 町総務課は幼稚園と保育所の給食提供の実施有無について「教育委員会や別の決定機関が決めること」としている。幼稚園、保育所に給食を提供する場合、小中学校や高齢者用の給食を含めると1日当たりの配食は約350食になる。

 新センター建設費は国の補助金を活用する予定で、防衛省や内閣府と調整中。来年3月の新年度予算案での上程を目指す。

 今後のスケジュールは▽21年度・実施設計策定▽22年度・旧祖納保育所解体と新センター着工▽23年度9月・新センター供用開始ーとなる。建設地となる共同調理場跡地は駐車場スペースとし、災害時には緊急時の炊き出し場所として利用する予定。


2020-09-07 10:14:15
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36742/

「綺麗な故郷の海を次の世代に残そう」 南ぬ島釣友連


南ぬ島釣友連のボランティア海岸清掃では多くの漂着ごみが集められた=6日午前、南ぬ島石垣空港東側の海岸

 南ぬ島釣友連(友利逸樹代表、会員74人)のボランティア清掃が南ぬ島石垣空港東側の海岸で行われた。会員やその家族など約60人が参加し300㍍にわたり漂着したごみを集めた。

 同連は今年4月に「綺麗な故郷の海を次の世代に残そう」をテーマに島内の釣り愛好団体などを中心に声をかけ結成した。清掃活動は7月ごろに予定していたが、新型コロナの影響などで延期となっていた。

 海岸清掃には、小学生から釣り雑誌やYouTubeなどで活躍する釣りチームのメンバー、個人などが参加。ごみ袋片手に約1時間半かけてペットボトルや空き缶など50袋のほかに漁具の浮きやパレット、蛍光灯などを集めた。

 収集されたごみは石垣市が8日に回収する。

 同連によると沖縄本島などでは釣り人のマナーが悪く釣り禁止になっているところもあり、友利代表は「石垣島の海岸線は、ごみであふれかえり美ら海とは程遠い。釣り人のマナーアップと地域貢献になるよう企画した」と話した。

 参加者らは「力を合わせて予定より早く終わり、ごみも用意した袋では足りないくらい集まった」と額の汗を拭いながら笑顔で話した。

 同連では、新型コロナの状況をみながら今後も定期的に海岸清掃を予定している。


2020-09-07 09:59:47
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36741/

潮平正道さんの「絵が語る八重山の戦争」…

 潮平正道さんの「絵が語る八重山の戦争」(南山舎)を読み、見た。そのうちの一点「カーブヤー」は、古い町並みの上空に、四角いたこが長い尻尾を垂らして浮いている光景を描いた作品だ
ページをめくっていくと、このあとは、竹やり訓練や防空壕(ごう)、マラリアなどが登場する。すると、たこ揚げが戦争の前触れのように見えてしまう
たこ揚げのことは、筆者は八重山でも台湾でも取材したことがあるが、戦火と結びつけてみたことはなかった。本書が収録する一連の作品をトータルに眺めていくことで、戦争とは一見無関係なコトやモノに別の一面が潜んでいることに気付かされる
ジャーナリストの三木健さんは、潮平さんの絵以外に「八重山戦に関して視覚的に訴えるものが、今のところ見あたらない」と指摘する。潮平さん自身は本書のあとがきに「言葉だけでは戦争の実像を伝えることが難しい」と書き、八重山の戦争を絵で記録する意義を説明している
戦争体験者たちが当時の記憶を振り返りながら語る姿は映像や文字でこれまでにも記録されてきた。潮平さんの作品によって、絵による記録という新たな要素が加わったことになる
メディアを超えて記録される戦争体験をどう伝えていくか。手に取る人に問い掛けてくる画集である。(松田良孝)


2020-09-07 09:59:05
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36740/

「環境影響総じて少ない」 ゴルフ場付きリゾート計画


ゴルフ場付きリゾート施設

 前勢岳北方でゴルフ場付きリゾート施設「石垣リゾート&コミュニティ」(仮称)を計画する㈱ユニマットプレシャス(髙橋洋二代表取締役、東京都港区)は県環境影響評価条例に基づく環境影響評価準備書をまとめ、2日から縦覧にかけている。環境に及ぼす影響を予測・評価した結果、環境保全措置を講じることで回避・低減されることから、事業実施区域周辺に及ぶ影響は総じて少ないものと判断される、としている。

 準備書によると、事業面積は127.4㌶。内訳はゴルフコース23.96㌶(7308ヤード、パー72)、建物4.90㌶、道路7.15㌶、調整池5・25㌶、その他(樹林地)86.16㌶。

 ゴルフ場関連ではクラブハウス1棟、ゴルフ教室棟1棟(66室)も計画。ゴルフ場利用者数は年間4万人程度を想定する。

 ゴルフコースの具体的な設計に当たっては県土保全条例や市開発行為事前指導要綱などに準拠するとともに沢や森林などの環境に配慮し、可能な限り牧草地としてすでに改変されている部分を再利用し、極端な高低差のある沢部分などを避けた。

 宿泊施設は10階建て1棟(120室)、9階建て1棟(100室)、5階建て2棟(61室、60室)、1階建て58棟。

 調整池は12カ所を予定。主に雨水や農薬などの流出を防止するために設置するもので浸透式となっている。

 事業予定地の土地利用状況は農地(牧場、牧草地、畜舎)44.12㌶、山林(樹林地)81.28㌶、道路2.03㌶となっている。森林法で定められている森林地域のうち残存する森林の割合は83・39%。

 同社はこれまで環境影響評価方法書に基づき現況調査と予測・評価を実施。環境保全措置を検討し評価を行うとともに事後調査についても検討した。準備書は調査・予測・評価の結果を取りまとめている。

 同社の事業を巡っては農地転用などが最大の課題となっていることから、市が地域未来促進法の特例でのクリアを目指し手続きを進めている。

 準備書は、着工前の最終段階である評価書の前段。市役所2階の市政情報センターで10月1日まで閲覧できる。同社のホームページでも公表されている。意見書の提出期限は10月15日まで。


2020-09-06 09:42:20
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36739/

1位に狩俣梨吏杏さん(石垣中) 市長杯英語コンテスト


2020年度石垣市長杯中学生英語スピーチコンテストで1位の狩俣梨吏杏さん(前列中)、2位の譜久村英君(同右)、3位の慶田城園夏さん(同左)=5日午前、市役所会議室

 グローバルな視点を培うことなどを目的とする中学3年生対象の2020年度石垣市長杯中学生英語スピーチコンテストの審査結果発表と表彰式が5日、市役所であり、1位に狩俣梨吏杏(りりあん)さん(石垣)、2位に譜久村英(すぐる)君(名蔵)、3位に慶田城園夏さん(石垣第二)が輝いた。ことしはコロナウイルスの影響で姉妹都市のハワイ州カウアイ郡への派遣が中止となったため、カウアイ・コミュニティ・カレッジのオンライン留学に参加する。

 今年度のテーマは「COVID|19(新型コロナウイルス)」。オンライン動画方式で募集したところ、市内9校のうち6校から計16人が応募、コロナ禍を通して気付いたこと、感じたこと、新しく見つけた夢や希望などを英語で自由に表現した。

 表彰式では入賞者3人がスピーチ。狩俣さんは「これまでの私はわがままで幸せに気付くことができなかった」として普通の生活の大切さを、譜久村君は「日本の社会を変えるチャンス」として他国から学ぶ必要性を、慶田城さんは「私たちが忘れかけていた大切なことを教えてくれた」と支え合って生きることの重要性をそれぞれ訴えた。

 狩俣さんは「カウアイに行けると思って応募したが、ことしは行けないのでオンライン留学で文化の違いなどを学びたい」と話した。

 式で中山義隆市長は「どのスピーチも素晴らしかった。オンライン留学という新しい国際交流でグローバルな視点を身につけてほしい」と述べ、賞状とタブレット端末を贈呈した。

 カウアイカレッジともオンラインで結ばれ、特別審査員を務めたブライアン・ヤマモト教授は「皆さんが努力し成し遂げたことを誇りに思う。入賞者の洞察力をたたえたい。来年も多くの学生の挑戦を」と呼び掛けた。

 オンライン留学は市IT支援センターを会場に行われ、26日に開講。10月17日までに13回の講義を受ける。


2020-09-06 09:38:53
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36738/

デジタル時代。国民の大半が携帯電話やパソコン…

 デジタル時代。国民の大半が携帯電話やパソコンを活用している。昨今の若者の新聞離れは加速度的で全国の新聞社が頭を痛めている
本紙も携帯でも読めて世界中に午前5時には届く電子版を始めたが利用が伸びない。電子版の写真類は全面フルカラー、文字も拡大できて見やすい。ただ内容が紙の新聞をそのまま電子版に置き換えただけなので、このままでは電子版の魅力に欠ける
何とかしてと言い続けていたら、先日からユーチューブの活用で地域ニュースに関連した動画が見られるようになった。紙面の一部記事にQRコードを表示、それを携帯で読み取ると動画サイトにつながる。始まったばかり、期待したい
八重山高校野球部が夏の県大会初優勝の報告で市役所を訪ねるニュースは、新聞紙面なら市長を挟んでお決まりの集合写真の紋切り型、それが動画ではロビーの市役所職員の歓迎から順々に見られるので感極まる
動画は海浜で遊ぶ鳥のかわいいしぐさなどにも追っている。先日の旧盆のアラカルトや各島々の方言も聞ける。写真家・八重山海人氏の展示会記事からは氏の他の写真集も見られる
電子版なら730交差点に定点カメラを設置し観光客でにぎわう通りの終日中継も可。新聞が手元にない方は本紙HPのYouTubeに登録を。通知が届く(仲間清隆)


2020-09-06 09:36:25
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36737/

【動画】地域の人を守り厄を払う 平得公民館、無観客で獅子舞


本番に向け、獅子頭のみで練習する平得公民館文化部の男性ら=8月27日午後、平得公民

 新型コロナウイルス退散の願いを込めた厄払いとして、イタシキバラや獅子祀りが3日、郡内各地でひっそりと行われた。本番に至るまでには、感染症対策を兼ねたいつもと違う練習風景があった。8月27日の夜、平得公民館文化部の稽古を取材した。

 平得公民館では、獅子舞の実施をめぐり、練習に伴う感染リスクや観客が集まることを危惧する意見も。しかし「獅子舞は邪気払いの祭祀。ことしやらなければいつやるのか」との文化部の強い思いを受け、波照間督正館長が許可。「本番は時短、無観客。練習中は感染症対策を徹底すること」を条件に8月17日から練習が始まった。

 例年なら本番同様に獅子の皮をかぶって練習するが、ことしは空気の密閉を避けるためかぶらずに稽古。また、通常は互いの動きと距離感を把握するために、胴の担当者が頭の担当者の背に手を添えるが、接触を避け距離を保つためにこれもやめた。

 雌獅子の頭を担当する伊礼一太さん(34)は「互いの動きや距離がつかめない。なんとか練習しているが、ほぼぶっつけ本番に近い」とかなり不安そうだったが、文化部副部長で囃子(パーシィ)の指導者でもある新城康隆さん(35)は「今年はかぶる人の安全が優先。うまく演じることが一番ではない」と励ました。

 また、出演者は毎日チェックシートに体温と体調を記録して提出。熱の有無に関わらず、わずかでも体調が思わしくないときは練習を休んだ。

 本番の3日、公民館広場は人が集まってきても入れないよう入り口を仕切り、午後7時ごろ獅子舞を開始。文化部の計画通り、音を聞きつけて地域住民が集まってきた頃、切り抜けるように終わった。 

 新城さんは「獅子舞を見たかった、あやかりたかったという地域の気持ちは理解している」と申し訳なさそう。「しかし僕らは地域の人たちを感染から絶対に守らなければならない。同時に厄を払わなければならない。両立させるために選んだ形だ。勝手な気持ちで隠したわけではない。そこは分かってほしい」と特別な獅子舞に思いを込めた。


2020-09-06 05:00:00
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36736/

住民投票について語り合う


住民投票などについて語る石垣市住民投票を求める会の金城龍太郎代表(上段左から2人目)ら=2日夜

 2日夜にインターネット上で生配信された番組「石垣島の未来をだれが決めるのか?~自衛隊配備の住民投票をめぐって~」(ChooseLifeProject主催)に石垣市住民投票を求める会の金城龍太郎代表と宮良麻奈美さん、義務付け訴訟弁護団の安里長従さんらが出演し、住民投票実施の現状などについて意見を交わした。

 テレビの報道番組や映画、ドキュメンタリーを製作している有志で始めた映像プロジェクト。せやろがいおじさんことお笑いコンビ「リップサービス」の榎森耕助さん、「ウーマンラッシュアワー」の村本大輔さん、東京新聞の望月衣塑子記者ら8人が出演した。

 金城代表は「陸自配備計画という大事な政策なのに、その中心に国民や地域住民がいないように感じる」と話し「県民を超え、全国、世界の人にこの問題を知ってもらいたい」と呼び掛けた。

 宮良さんは「議論や検証を放棄して国の言う通りにするとなし崩し的にいろんなことが進んでしまうのではという不安がある。もっと根本の部分でおかしいというところを共有したい」と語った。

 安里さんは佐賀空港へのオスプレイ配備や秋田県のイージス・アショア配備を例に挙げ「地元の理解を得られないため中止したのに、石垣では住民の意見や民意を示す機会もなく、合理的な説明がされないまま工事が強行されている。これは石垣、沖縄だけではなく全国民の問題」と指摘した。

 村本さんは「1万4000筆集めて声を上げたり、頑張る姿勢はたくさんの人の心を動かすと思う。『国のいうことだからしょうがない』と諦めている人たちも変わるかもしれない。数は絶対力になる」と話した。

 榎森さんは「住民投票は基地配備に賛成、反対を示すだけでなく、決定のプロセスに地元住民も関わらせてくれということ」と話し、「民意を出したいというしごくまっとうでシンプルな訴えを続けていくことは大事」と強調した。

 動画は2日間で7000回以上再生されている。


2020-09-05 10:38:34
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36735/

ツアー客が見込めない


9月中の臨時休業を決めた石垣島ドリーム観光。10月から営業を再開する=4日午後、ユーグレナ石垣港離島ターミナル

 新型コロナウイルス第2波が八重山の観光ツアーに影響を与えており、関連事業所は臨時休業や運休の継続を余儀なくされている。竹富町の島々を巡る離島ツアーを展開する船会社は、コロナ禍でツアー客が見込めず9月から臨時休業に。4月から定期観光バスを運休しているバス会社も運行中止を継続、再開のめどは立っていない。

 石垣島ドリーム観光㈱は9月1日~同月30日までの1カ月間、船での周遊ツアーを中止している。同社は4月に臨時休業し7月18日に再開したものの、県の緊急事態宣言再発令や西表島での感染拡大を受け、キャンセルの嵐となった。

 9月に修学旅行で来島を予定していた2校は、来年への延期と中止が決定。ツアー予約全体だと6割がキャンセルに。その結果、利用者ゼロの日が約10日間に上った。利用者は多くても1日5組ほどとなったため、予約者に「お断り」の連絡を入れ事業所のシャッターを下ろした。

 山田豊営業部長は「ここまで(客数が)落ちるとは思わなかった。10月以降の下期は団体客が増えるので、多くの団体客に来ていただきたい」と願う。同社は10月から営業再開する。

 東運輸㈱は4月に定期観光バスを中止して以降、再開のめどが立っていない。当初、国のGo Toトラベルキャンペーン開始に合わせ、8月1日の再開を計画していたが、全国的な新型コロナの第2波発生で運休を延長。

 中止となっている定期観光バスは、川平湾などを巡る石垣島一周と半周コースの2種類で、川平湾観光や周辺地域で飲食を楽しむ内容。県外客から利用の問い合わせもあるが、観光客由来の感染を防ぐため運休を続けている。

 日笠利昭総務課長は観光バス再開について「緊急事態宣言が出ていたら無理。全国の感染者が明らかな減少傾向になってからだろう」と話す。

 10月から本格化する旅行社の募集ツアーも参加者数が芳しくないようで「40人ツアーで参加は10~15人ほど。最小催行人員に達せず中止になることもあるのでは」と懸念した。


2020-09-05 10:13:47
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36734/

新たに男女4人が陽性 市内ホテル従業員


市内ホテル、コロナ感染経路

 八重山地域新型コロナウイルス感染症対策本部は4日、石垣市内ホテル従業員関連で新型コロナウイルスの新規感染者が男女4人判明したと発表した。4人は市内在住のホテル従業員で、8月29日に感染が分かった市内在住の30代男性(八重山管内累計47例目)、同(48例目)の濃厚接触者。従業員寮で飲食を共にしたり、オフィス内で一緒に仕事をしている。県は二次感染の可能性を示しており、寮を起点とした集団感染の発生有無について「確認中」としている。八重山管内の累計感染者数は50人を超えた。

 新たな感染者4人は、44、46~48例目と同じ職場。20代男性(50例目)、30代男性(51例目)、20代男性(52例目)はいずれも外国人、20代女性(53例目)は日本人従業員。52例目は無症状、それ以外は軽症。4人ともPCR行政検査で3日に陽性が分かり、県立八重山病院に入院している。八重山保健所は、行動歴や濃厚接触者の特定を急いでいる。

 ホテル関連では、今月1日に陽性反応が出た市内在住60代男性(49例目)を含め9人が感染したことになる。八重山保健所によると、47例目の濃厚接触者にあたる49例目は、接触があった8月26日ごろを境に、台風9号の接近などで外出を控え49例目の濃厚接触者はいないと判断した。

 一方、ホテル従業員から宿泊客への感染については、チェックアウト後3日目の健康観察確認で症状を訴える人の報告はなく、ホテル側も「保健所のガイドラインに基づき従業員の濃厚接触者を直ちに隔離した。宿泊客の濃厚接触者は確認されていない」と広報。感染拡大を抑え込むため、施設も今月中旬まで一時的に閉鎖している。


2020-09-05 10:06:39
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36733/

中山義隆市長は3日、自治基本条例の見直し…

 中山義隆市長は3日、自治基本条例の見直しを審議会に諮問した。内容は委員の判断に委ねられ、第1回会議では、住民投票を規定する第27・28条や最高規範性を定める第42条、「市民」など用語を定義する第2条に疑問符が付いた(4日付1面)
特に注目したいのは住民投票の条項だ。第28条は、有権者の4分の1の署名を集めて代表者が住民投票の実施を請求した場合、市長は実施しなければならない、と規定する
平得大俣への自衛隊配備計画の賛否を問おうと、市住民投票を求める会は、この条項に基づき4分の1を超える署名1万4000筆余りを集めた。でも条例には請求の手続きに定めがなかったため、やむを得ず50分の1の署名で直接請求ができる地方自治方にのっとった
これに基づき中山市長は、住民投票条例案を議会に提出したが、否決された。これで法的手続きは終了と思われた
ところがのちに、市作成の逐条解説で、4分の1以上の署名による請求も地方自治法の請求手続きの一つと記されていることが判明した。つまり、自治基本条例は、地方自治法に基づいて手続きを行うことができ、署名が4分の1を超えた場合には市長に実施義務を課している、と解釈できるのだ
なぜ、そうなったのか。まず、その点から解明を望みたい。(比嘉盛友)


2020-09-05 10:05:26
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36732/

自治基本条例見直しへ 石垣市、審議会に諮問


委嘱状を受ける審議会の委員ら(左側)=3日午後、市役所会議室

 中山義隆石垣市長は3日、自治基本条例の見直しを同条例審議会(会長・新里裕樹八重山青年会議所理事長、8人)に諮問した。同条例43条は5年を超えない期間ごとに見直しを求めており、前回は2015年度。この間、住民投票の実施義務を規定する28条の解釈をめぐる訴訟や市議会で廃止を求める動きがあった。初回の会議では住民投票、最高規範性、市民の定義などに疑義が出され、こうした点が見直しの対象となりそうだ。

 住民投票を規定した27条、28条について有識者の弁護士は「27条と28条の兼ね合いが分かりにくい。整合しないところある」と指摘。住民投票義務付け訴訟にも触れ、「今後の紛争の火種になりかねない。変更や改廃を含めて検討すべきだと思う。28条の4分の1の要件は厳しい。地方自治法もあるので、4分の1の要件がなくなったとしても市民の権利関係を阻害するものではない」との見解を示した。

 42条で「この条例は、市政運営の最高規範」と位置付けていることには別の委員から「これがなければ市政運営はできないのか」「条例がなかった場合、どのような問題点が生じるのか。廃止案まで含めて検討したい」などの意見が出た。

 「市内に住み、または市内で働き、学び、もしくは活動する人」とする「市民」の定義にも「しっくり来ない」「納税者、住民登録者など、はっきりしたほうがいい。これは27条、28条にもかかわる」との指摘があった。

 審議に当たり、市は見直し内容について「委員の意見をうかがいたい」と審議会に委ねる方針を伝えた。市は3回の審議会を経て答申を受け、12月定例市議会に見直し案を上程する予定だ。この間、関係団体への意見照会、市民意見の募集、議員との意見交換、パブリックコメントの実施を予定する。

 中山市長は諮問に当たり、「さまざまな意見を受け、現状に即した条例に見直し、改廃を含めて助言をいただきたい」とあいさつした。

 同条例は、自治の基本理念とまちづくりの指針を明らかにしたもの。市民、議会、行政の役割など、自治の定める規範として2020年度に施行された。まちづくりの基本原則、行政運営のルール、住民参加のあり方、協働の仕組みなどで構成される。

 諮問に先立ち、会長に新里氏、副会長に泉水朝順氏(司法書士)を互選した。正副会長以外の委員は次の皆さん。

 ▽委員=小浜美佐子(石垣人権擁護委員協議会副会長)、吉本隼(弁護士法人那覇綜合・弁護士)、黒石髙子(市婦人連合会長)、平良智子(市商工会女性部副部長)、吉竹法子(公募市民)、池原優(同)


2020-09-04 09:49:07
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36731/

全国やいまぴとぅ大会延期 新型コロナウイルス拡大で


「2020全国やいまぴとぅ大会」の延期を発表する中山義隆市長=3日午後、市役所

 八重山広域市町村圏事務組合(理事長・中山義隆市長)は3日、石垣島まつりと共同開催で11月に予定していた「2020全国やいまぴとぅ大会」を新型コロナウイルスの拡大を受けて延期すると発表した。開催時期は、新型コロナ感染症の収束やワクチンの開発・普及などの医療体制が構築されて以降と決めた。同組合では、大会の具体的な日程が見通せないことから「やいまぴとぅ応援メッセージ・プロモーション映像制作事業」を本年度中に行う。

 全国やいまぴとぅ大会は、全国各地に在住する八重山出身者や八重山と関係の深い人たちが参加し、例年、同時開催の石垣島まつりのパレードへの参加のほかシンポジウムや交流会などを催し、全国的なネットワークを深めてきた。

 代わりに実施する応援メッセージ・プロモーション映像制作事業は「新型コロナに負けるな! やいまぴとぅ!」を合言葉に八重山3市町の住民や八重山関係のミュージシャンなどの応援メッセージを八重山関係者へ向けて発信する。

 映像は県内外の郷友会などへDVDとして送付するほか、3市町のウェブサイトで見られる。

 理事長の中山市長は「前回の実行委員会で感染状況を確認して実施するかどうか9月に決定することになっていたが、今回は延期ということになった」と述べた。

 沖縄本島の八重山郷友会連合会の大山基会長は「地元に帰り八重山の人たちと交流する機会が延期となって残念。コロナ終息後にはぜひ参加したい」と早期の実施に期待を寄せた。


2020-09-04 09:44:43
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36730/

2019年宿泊施設 石垣市は前年比53軒増


八重山3市町の宿泊施設の3年間の推移

 【那覇】県文化観光スポーツ部が発表した2019年の宿泊施設実態調査の市町村別で石垣市は前年比53軒増の333軒となり、那覇市の446軒に次いで県内で2番目に多かった。竹富町は同10軒減の152軒、与那国町は前年と変わらず26軒だった。

 石垣市はペンション・貸別荘の軒数が前年の96軒から36軒増加。ホテル・旅館も前年から13軒増えて69軒になった。竹富町は民宿が前年比6軒減、ドミトリー・ゲストハウスが同3軒減、ホテル・旅館が同1軒減でそれぞれ73軒、14軒、22軒となっている。

 与那国町は民宿が2軒増えて14軒。ペンション・貸別荘とドミトリー・ゲストハウスは各1軒減ってそれぞれ3軒、2軒となった。

 収容人数は石垣市が同1614人増の1万4055人、竹富町が同346人減の4421人、与那国町は同23人増の783人。

 県全体では施設数が同596軒増の3084軒、客室数が同4820室増の5万4380室、収容人数が同1万6771人増の14万9216人。施設数、客室数、収容人数ともに02年以降、18年連続で過去最高を更新した。

 県は21年度の入域観光客数の目標1200万人、平均滞在日数4・5日に対して必要な県内の客室は5万6000室と推計。今回の結果は近づいた形となったが、新型コロナの影響で観光客は減少し、宿泊施設の稼働率悪化も顕著になっている。県文化観光スポーツ部の渡久地一浩部長は「五輪や第二滑走路ができたことを含めて沖縄の観光需要に対する期待値で増えたと考えている。あくまで今はコロナ禍の状況で特別な環境下なので、供給過剰ということはない。宿泊施設の状況は注視していきたい」と述べた。

 調査は今後の観光客受入体制の整備に役立てることを目的に毎年実施。県内各市町村から19年12月31日時点のデータの提供を受けて集計した。


2020-09-04 09:39:01
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36729/

とぅぬすく村獅子祀り


登野城村に見立てたアラスクヤ4隅の盛砂にススキのサンを挿し邪悪払いする2頭の獅子=3日午前、アラスクヤ

 登野城獅子保存会(黒島弘会長)は3日午前、2020年度とぅぬすく村獅子祀りを字会三役、同保存会会員、アラスクヤ関係者で規模を縮小して行った。ことしは新型コロナウイルスの退治終息も獅子神様に祈る特別な祭祀(さいし)となった。

 同祭祀は、古来より悪霊を追い払い、子孫のいない浮遊霊を成仏させることで字民の健康を祈願するのが目的。

 神事では、神司が獅子と弥勒の神々にニンガイ(願い)した他、笛とドラ、三線の音に合わせて「無蔵念仏節」「弥勒節」、「やらよう節」の合唱をささげた。

 獅子舞では、地謡が場を清める「ナナツンガニ」を演奏した後、ビギシィシィ(雄獅子)とミィシィシィ(雌獅子)の2頭の獅子が登場し祭壇の前で拝礼。神司からススキのサンを受け取り、登野城村と見立てたアラスクヤの4隅の盛砂にサンを挿して邪悪払いをした。例年行われる南ぬ島棒はことしは取りやめた。

 登野城字会の新城浩健会長(72)は「ことしは多くの字民を招待することができず寂しい獅子祀りとなったが、獅子の神、弥勒の神の前で村、字民の健康を願うことができた。来年の旧盆はアンガマも獅子祀りもいつものように盛大にできるよう願っている」とシィマムニ(方言)であいさつ。

 奉納を終え獅子保存会の黒島会長は「無事に終えてほっとしている。コロナも含め邪気を獅子が払ってくれた。字民はもちろん、八重山の無病息災と安全を祈願することができて良かった」と安堵(あんど)の表情を見せた。


2020-09-04 05:00:00
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36728/

イリオモテヤマネコ えさ場造成でCF


ヤマネコの交通事故が多発している湿地内の県道(高相徳志郎代表提供)

 【西表】西表在来植物の植栽で地域振興を進める会(高相徳志郎代表)は、イリオモテヤマネコと希少水生生物の保全活動、外来植物駆除活動を行うため、インターネットを介して不特定多数から資金を調達するクラウドファンディング(CF)を立ち上げた。「イリオモテヤマネコを“絶滅の危機”から守りたい」をプロジェクト名に300万円の目標を掲げる。期間は11月12日まで。

 同プロジェクトでは浦内川に接する湿地(浦内湿地)約20㌶にイリオモテヤマネコの餌場確保と希少水生生物の保護を兼ねた人工池を造成するもの。山地沿いの耕作放棄の水田を常に水が張る状態にし、エサが捕れるようにする。水の流れがある池とよどんだ池の二つ(各10㍍四方)。ヤマネコが歩ける畔のような堤も造る。

 予定地から400㍍海側に位置する県道でヤマネコの交通事故が多発しているため、ヤマネコが造成池の堤を狩りに利用することで道路を横断する機会が減り、事故が少なくなると推測する。

 湿地内に繁茂する外来植物のモクマオウ、ギンネム、アメリカハマグルマ、ギニアグラスの駆除をすでに進めている。湿地内を通る県道沿いには在来種の芝を植え、景観の改善とヤマネコの交通事故防止を図り、造成地を西表島の自然環境保全のモデル地区にしていく考えだ。

 プロジェクトは森林管理所や環境省、県など関連行政機関の許可を受けており、11月16日から来年10月31日にかけて行う。

 事業費はヤマネコ餌場兼保護池造成に35万円、水生生物増殖・モニタリング調査(自動撮影カメラ代を含む)に46万円・外来植物駆除に55万円・植栽活動(自生株からの苗代を含む)に80万円、返礼品(郵送料)・手数料に84万円。

 返礼品は、ヤマネコ足跡を型にし西表の粘土を使用したペーパーウェイトの素焼きか本焼きのいずれか。希望者に送付する。

 クラウドファンディングのサイトにはhttps://readyfor.jp/projects/iriomoteかQRコードでアクセスできる。(曽根田容子西部通信員)


2020-09-02 09:10:14
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36727/

強制疎開地でアンガマ 戦後75年、犠牲者らを供養


線香を香炉に立て、先祖を供養するとともに平和な世の中を祈願するウシュマイ(左)とンミー=1日午後6時すぎ、前勢岳石垣市民の森駐車場

 いしゃなぎら青年会(内原英彦会長)は1日夜、前勢岳の外山田地区で旧盆行事のアンガマを行った。戦時中、字石垣の強制避難先。マラリアに罹患(りかん)し、犠牲になった字民も少なくない。ことしは新型コロナウイルスの影響で家々を訪問できないことから、戦後75年の節目に当時の避難場所で先祖を供養した。

 新型コロナ感染防止の観点から規模も縮小。役員ら計8人がウシュマイ(翁)、ンミー(媼)、ファーマー(子や孫)、地謡を務め、避難先近くの「石垣市民の森」駐車場で行った。

 ウシュマイとンミーが線香を香炉に立て、ウシュマイが「今の平和な暮らしがあるのは先祖のおかげ。子や孫に平和の尊さを伝えなければならない。戦時中はマラリアの感染があったが、今の世の中もコロナで大変。早く収束させ、子や孫たちを守ってください」と方言で口上、2人で「ウートードゥ、アートードゥ」と祈願した。

 ウシュマイとンミーが念仏踊りをした後、ファーマーが「いしゃなぎら口説」を披露して終了した。

 内原会長(25)は、字会が8月16日に同地で主催した「沖縄戦後75年石垣住民避難地追体験」に参加しており、「場所の存在も初めて知った」と苦難の歴史を学んだばかり。

 アンガマを終え、「どうやって伝統文化を残すかと考えていたところ、戦後75年の節目ということもあり、石垣字会の住民が戦時中に避難した場所でアンガマをすることにし、一生懸命頑張った。先祖も喜んでいるのではないか」と安堵(あんど)の表情を浮かべ、会場を訪れた森永用朗会長は「ぼーれー(お利口)、ぼーれー」と目を細めていた。


2020-09-02 09:05:08
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36726/

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