沖縄歴史文化研究会

琉球の歴史、文化、首里城など幅広く沖縄について学んでいます
八重山毎日新聞社
(c)

祖霊を迎えるンカイ コロナ禍の旧盆初日


各家庭でコロナ禍の旧盆行事がスタート。黒島家でも先祖を迎え入れた=8月31日夜、登野城

 祖先の霊を供養するソーロン(旧盆)が8月31日、八重山郡内各地で始まり、各家で先祖の霊を迎え入れるンカイ(迎え)の行事が行われた。ことしは新型コロナウイルス感染拡大防止のため、親戚へのあいさつ回りを減らすなど小規模の旧盆に。各家庭で先祖を迎え、先祖供養やコロナ禍の終息、家内安全を願った。

 このうち、黒島弘さん(61)宅=登野城=では午後3時に「ンカイビ」(迎え火)を玄関前で焚き、先祖の霊を迎えて旧盆行事がスタート。

 仏壇には、妻・和美さん(58)が手掛けたジューシーや高級魚アカジン(和名スジアラ)のだしを使ったアーサ汁や刺し身を供えておもてなし。仏壇周りには灯籠や、つえ(グサン)となるサトウキビのほか、果物などが並べられた。

 この日、長男・弘義さん(36)、長女・美和さん(33)や孫ら計11人が集まり、にぎやかな旧盆初日を迎えた。仏壇に手を合わせた弘さんは「世の中が大変なことになっている。新型コロナをなんとか撃退してほしいと伝え、ヤーニンジュウ(家族)の健康も願った。3日間、おいしい物を食べて見守ってほしい」と話した。

 コロナ禍で登野城字会は、旧盆行事のアンガマを中止に。同会の青年会長を務めた経験がある長男・弘義さんは「地域行事がないのは寂しいが、仕方ないと思う。毎年あったものがなくなったことで、その大切さを痛感した」と話す。

 長女・美和さんは「みんなでお盆を迎えられることが尊いことだと感じている。来年はいつも通りのお盆ができたら」と心境を語った。

 ことしは新型コロナの影響で八重山郡内の旧盆行事が相次いで中止に。石垣市、竹富町のアンガマや与那国島のエイサー、波照間島のムシャーマも中止となった。旧盆明けに行われる邪気払いのイタシキバラは、無観客で縮小実施する地域もある。


2020-09-01 09:47:56
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36724/

離れていてもウートードゥ オンラインで「ンカイ」


パソコンの画面を仏壇に向けオンラインの参加も交えて先祖を迎えた=8月31日夜、市内新川の伊舎堂義男さん宅

 新型コロナの影響で本土や沖縄本島から帰省できない親戚がテレビ会議システムを使って参加した「ンカイ(旧盆迎え)」が石垣市新川の伊舎堂義男さん(87)宅で行われた。次男の春喜さん(58)は「例年は大勢での旧盆となるが今年は参加できない人が多く、オンラインでの迎えとなった。来年は通常通り盛大にご先祖様を迎えたい」と話した。

 伊舎堂さん宅では午後8時過ぎから島内に住む親戚が集まり、全員がコロナ対策のマスクを着用しての旧盆初日となった。仏前には、帰省できなかった各地の親類からの供え物が飾られた。

 オンライン会議システム「Zoom」を使い、東京や横浜、沖縄本島などをつなぎ、お互いの声や画像が映ると久しぶりの再会を喜びあった。

 Zoomの設定などは孫の裕也さん(19)が行い、前日、試験的に接続も実施するなど万全の態勢で臨んだ。

 初めての試みとなるオンライン・ウートードゥでは、途中、回線が途切れるなどのトラブルがありながらも、仏前に線香が供えられると画面越しに手を合わせて先祖を迎えた。

 横浜から参加した本間ゆかりさん(52)=旧姓・伊舎堂=は「コロナ禍でオンラインでの参加となったが、無事に線香をあげられてよかった。オンラインで皆と会うのは今回が初めてだが、親類と近くなった。機会があるごとにオンラインで会いたい」と話した。


2020-09-01 09:44:16
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36723/

きょうは旧盆中の日。例年なら親戚宅などを…

 きょうは旧盆中の日。例年なら親戚宅などを訪問し、旧交を温めるとともにゆかりある人々をしのぶ日ながら、今年は「自粛お盆」。アンガマなき「特別な夏」が往く
新型コロナは世界を変えた。島々でも冠婚葬祭すべてのあり方が変わった。若い2人の人生の門出を祝福する結婚披露宴がない。葬送では参列者がとどまることなく流れるように斎場を後にする
何より地域の伝統祭祀がすべて縮小となった。ハーリーに豊年祭、そして旧盆行事のアンガマや獅子舞、エイサー、ムシャーマも。種子取祭も神事のみの規模縮小となる。いったいいつまで続くのか、誰にも見通せない。秋、冬に第3波が来るのか
WHOのテドロス事務局長は、先般の記者会見で「コロナ感染を2年未満で終わらせるという希望を持っている」と発表した。ならば、来年の東京オリンピック・パラリンピックの開催は不可能ではないか
それにしても、と思う。「特別な夏」と触れ込み、盆の帰省自粛を呼び掛けながら、経済回復の「Go To」を止めない政策のちぐはぐさ。そもそも「Go To」なかりせば、美崎町のキャバクラクラスターも西表島のBBQクラスターもなかったはず
中央が地方を混乱させたうえ、歴代最長を誇る1強政権も自ら吹っ飛んでしまった「特別な夏」が終わる。(慶田盛伸)


2020-09-01 09:42:32
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36722/

セイタカシギ田んぼに飛来


水稲の苗の間を歩きながら小さな虫などを探すセイタカシギ=30日午後、市内田んぼ

 八重山などで冬をこすセイタカシギ(セイタカシギ科)が田んぼで多く見られるようになった。全国的には数少ない旅鳥や冬鳥だが、沖縄本島や八重山では比較的多く観察される。

 セイタカシギは全長約37㌢。頭頂から眼の周囲にかけて黒く、額から頬にかけて喉から下部の下面は白色。雄の上面は緑色光沢のある黒色で、雌は黒褐色。足は細く長いことから水上のバレリーナなどとも称される。

 環境省や県のレッドデータブックでは、絶滅の危険が増大しているとされる絶滅危惧Ⅱ類に指定される。

 30日、市内田んぼではセイタカシギ十数羽が田植えが終わったばかりの田んぼで餌を探したり、羽繕いしたりしている姿が観察された。


2020-08-31 15:40:18
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36716/

きょう旧盆入り コロナで帰省客まばら


旧盆前日の南ぬ島石垣空港到着ロビー。出迎えた人と再会を喜び合う姿もほとんど見られなかった=30日午後

 旧盆入り前日の30日、南ぬ島石垣空港は例年、ふるさとで旧盆を過ごそうという帰省客でにぎわうが、ことしは収束をみせない新型コロナウイルスの影響でまばら。出迎えの家族や親戚との再会を喜ぶ姿もほとんど見られなかった。三密を避けるため工夫を凝らす家庭も多く、旧盆の過ごし方に変化がみられそうだ。

 石垣市は27日、旧盆帰省者に大人数での会食・飲み会や高齢者との濃厚接触など感染リスクの高い状況を避けるよう呼び掛け、県も29日までとしていた緊急事態宣言を旧盆と重なる30日から9月5日までの期間に延長している。

 空港関係者によると、例年に比べ大幅に帰省客が減っており、搭乗率が20%台になる便もあったという。

 那覇から夫婦で訪れた50代男性は「帰省しようか迷ったが、初盆なので帰ることにした。来る前から人になるべく合わないようにしてきた。島では万全の対策で過ごしたい」と話した。

 那覇から到着した50代女性は「夫が先に戻り墓の掃除などをした。親戚一同で集まることは控え、ほかの家族と時間をずらすなどして先祖を供養したい。アンガマなどもないと聞いているので静かな旧盆になりそう」と語った。

 各家庭でも訪問を控えるなどの動きが出ている。ことし、美崎町に住む女性(76)は石垣にいる身内だけで過ごす予定だ。「沖縄本島にいる子ども帰ってくる予定だったが、仕方なくキャンセル。親戚からも電話が来て、ことしはお互い焼香はやらないということになった」と語った。

 毎年、親戚一同と旧盆を過ごすという20代の夫婦=石垣=も密集を避けるため各世帯で訪問する時間をずらすという。「祖父母も高齢なのでなるべくリスクは避けようという話になった。子どもも生まれたので皆にお披露目したかったが残念」と寂しそう。「ことしはお家で過ごして落ち着いたらまた集まりたい」と期待した。

 一方、中元にも変化があった。サンエー石垣シティ(真栄城学総合店長)では産地から直送される「産直ギフト」の売り上げが昨年の約2倍に。パイン、マンゴー、県産牛、車エビが好調で島外への発送も多かったという。真栄城店長は「実家へ帰省できず顔は出せないけど、ギフトぐらいは郵送でというお客さまに適していたのではないか」と語った。


2020-08-31 10:00:22
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36721/

FBで情報提供呼び掛け 石垣市農政経済課


石垣市農政経済課がフェイスブック上に開設したサイト。不法伐採・投棄について市民からの情報提供を呼び掛けている

 石垣市内で多発している無届けによる不法伐採や不法投棄の対策として石垣市農政経済課は、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した専用のフェイスブック(FB)ページを今月17日から運用しており、不法伐採などを確認した際に写真など情報の提供を呼び掛けている。

 職員だけではパトロールに限界があることから、市民からも森林管理の担い手として情報を受けようという取り組み。「いつでも・誰でも・どこからでも」素早く通報することを可能にしている。市民から寄せられた情報が直接、担当職員に届くため、迅速な現場対応ができるという。

 同課では、市民が不法伐採・投棄と思われる事案を発見した場合の対応として▽位置情報画面のスクリーンショット画像とともに伐採現場の写真の提供ーを求めている。投稿者の名前が他人に閲覧されないよう匿名性を高め、担当者と直接やりとりができるよう設定している。環境省石垣自然保護官事務所や県と情報交換しながら今後の森林管理の取り組みを強化する考え。

 サイト上では▽林道▽於茂登登山道▽不法伐採・投棄▽農政課所管事業ーに関する情報も発信する。


2020-08-31 09:57:46
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36720/

「当時のことを思うと実に一心不乱にやった…

 「当時のことを思うと実に一心不乱にやったわけです」。日本新聞博物館「ニュースパーク」の企画展「沖縄戦と新聞人」で、沖縄戦の中で新聞発行に携わった記者たちの言葉が紹介されている
戦後、「沖縄タイムス」の創刊に参加した牧港篤三さんは、第32軍の壕(ごう)で取材し、それが戦況を粉飾した記事として紙面を飾る。「今考えると実にバカなことをやったもんだという感じですね」
企画展の趣旨説明には「新聞は軍部と歩調を合わせて国民を戦争に駆り立てた」とあった。戦後のジャーナリズムはこうした反省から出発した
牧港さんの言葉を読んでいて、しかし、ことはそれほど簡単ではないと気づく。だれだって、自ら任じた使命に一心不乱になることがある。その姿は時に尊い。誤った方向へ走っていたとしても、すぐには気付かないかもしれない
新型コロナウイルスで生活の変容が求められる今という時期は、戦時になぞらえられることがある。取材者たちは一心不乱に新型コロナがもたらす影響を追いかけている。そこに落とし穴があった時、取り返しのつかない状態になる前に引き返せるか
ひとつのポイントは、立ち止まり、周りを見回す余裕があるかどうかだ。一心不乱な自らを省みる余裕を奪うのは、戦争だけとは限らない。(松田良孝)


2020-08-31 09:49:07
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36717/

与那国ー台湾 高速船事業 来月始動へ


台湾花蓮を結ぶ高速船の実証実験に向けた計画が始動する与那国島=6月5日撮影

 【与那国】与那国島と台湾間を高速船で結び、ボーダーツーリズム(国境旅行)を実現させる与那国町の国境交流結節点化推進事業が、9月初旬ごろ本格始動する。2021年度には与那国ー台湾間で高速船を就航させ社会実験を行うスケジュール。今年度は社会実験に向けた準備を進める予定だが、新型コロナウイルスの影響で台湾渡航が難しいため今秋予定する需要調査に課題も出ている。

 結節点事業で町は、20年度一般会計予算で調査委託費4200万円を確保している。29日までに、公募型プロポーザルを実施、事業者を内定した。9月初旬までに事業者と契約し、同事業がスタートすることになる。

 委託業務は、企画を担保する法的根拠の整理や諸条件の整備が主な内容。具体的には▽検疫出張所設置に向けた可能性の検討▽与那国2港(祖納港、久部良港)と花蓮港の港湾コンディション評価▽花蓮市圏域、台湾圏域の市場動向把握▽社会実験企画の準備▽ボーダーツーリズムの商品化|など。

 直近の課題は、台湾での需要調査。台湾は日本からの渡航者に対し、入国制限や入国後の行動制限措置を取っていることから、コロナ禍で台湾入りが難しく、現時点で調査手法は具体的に確立していない。このため町は今後、沖縄産業振興公社の台北事務所と調査手法の内容を詰める予定。

 21年度から予定している実証実験では年2~3回の実施を目指し、3~4年かけて実績を積みたい考えだ。

 企画財政課の小嶺長典課長は「今年度で必ず整理して、来年の実証実験に結びつけたい。結びつかなくても手続きに向けての作業手順や認可申請は残る。実証実験が来年できなくても、再来年以降も使える」と強調。「今後、旅行商品も考えていく。国内側からも呼び込んでいく双方向のボーダーツーリズムにしたい」と意気込んでいる。


2020-08-30 09:33:02
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36715/

南の島の星まつり2020 音楽の力、心に届け


「南の島の星まつり2020」が屋内で行われ、島出身のアーティストが無観客ライブを行った=29日夜、ユーグレナ石垣港離島ターミナル

 「南の島の星まつり2020」(同実行委員会主催)が29日夜、ユーグレナ石垣港離島ターミナル内の星の海プラネタリウムで開かれ、無観客インターネット生中継として動画配信された。ライブでは八重山を代表するアーティストが集まり、音楽の力を視聴者に届け、コロナ後の再会を誓った。

 星まつりは午後7時に配信開始。出演者によるライブは午後8時ごろから行われた。

 ライブの後半に登場したBEGINの比嘉栄昇さんは、星まつりに合わせて選曲した「私の好きな星」をしっとりと歌い上げた。曲の合間に「リモートでやる流れもすてきだが、人と気兼ねなくゆったり楽しむのが音楽。皆で音を出せる日が来たらいいな」と述べ、新型コロナの終息を願った。

 その後、きいやま商店のマストさん、金城弘美さん、ミヤギマモルさんの出演者全員でBEGINの「島ん人ぬ宝」を熱唱した。

 夏川りみさん、やなわらばー、KI|HAT、Skoop On Somebody、PANA、ケイスケサカモトさんはコメント出演。このうち夏川さんは「ことしはステージもできずに寂しいが。音楽はみんなに元気を与える力がある。満天の星を見て、歌える日が1日でも早く来るように祈っています」とメッセージを寄せた。

 NPO八重山星の会の通事安夫会長と石垣島天文台の花山秀和特任研究員は、撮影した画像を使いながら天の川や恒星を説明、八重山の星の魅力を伝えた。

 動画は午後7時から動画投稿サイトYouTubeで生配信され、約1600人が視聴。動画のコメント欄には「コロナが憎いけど頑張ろうって思える」「とってもすてきな配信」「すてきな時間、宝物でした」「アンコール」など視聴者の声が寄せられた。

 通常、星まつりは屋外イベントとしてライブや星空観察、星空ウエディング、一斉消灯など多彩なプログラムを実施してきた。ただ、ことしは新型コロナウイルス感染防止のため屋内での無観客ライブとなった。


2020-08-30 09:29:58
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36714/

手術初体験の覚書。入院申請、手術承諾書。…

 手術初体験の覚書。入院申請、手術承諾書。最初は手術前CT撮影(手術前、後の経過比較用)
病棟に案内され着替えたら寝台に寝かされ、手術室へ。だだ広い部屋に手術台はひとつ。入り口に本日の手術案内板。数件。もちろん脳外科以外も
手術室脇の通路側には産婦人科病棟。帝王切開など緊急を要する手術が多いためとのこと。毎日こんなに手術があるのですかと尋ねたら、日常ですとの答え。ない日もありますかと重ねたら、毎日あるとの由。しかも当番医、看護師たちは、深夜でも呼び出されるので、ゆっくり休んでいられないとも
さて、小生の手術は右頭部に1円玉ほどの穴を開けて、たまった血を洗浄しチューブで抜き出すとの説明。局部麻酔なので周りの音、話し声がよく聞こえる
手術が始まった。頭をそる音、削る音が聞こえる。手術中の先生方のやりとりに笑ってしまった。手術道具に凝る医師の話はとんと感心した。ただ話によっては患者が動転する事もあるので手術中は、うまく進んでいる話がいいかも。最後に穴をふさぐ。痛い。穴あけの無痛は何だったのか。終了
術後、再度CT撮影。ベッドにあおむけのまま右へ左へと押されて行く、天井を見ているのですごいスピード感。緊急でなければそう急がなくても。急に腹が空いた。(仲間清隆)


2020-08-30 09:26:16
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36713/

中山市長 商品券事業費を専決処分 政策的な予算では異例


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 25日招集の臨時議会が流会となったことを受け、中山義隆市長は28日、新型コロナウイルス感染症経済対策プレミアム付商品券事業費2億7000万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を、地方自治法に基づき議会の議決を経ずに自ら処理することができる専決処分を行ったと発表した。政策的な予算案が専決処分されるのは異例。今後、商品券の印刷などを行い、10月下旬をめどに事業を開始する予定だ。

 同事業は地元消費を喚起し、新型コロナで厳しい経営状況にある市内事業所を支援するのが目的。予算案は13日の臨時議会で否決、25日には議会運営委員会(仲間均委員長、10人)で議案の取り扱いが賛成少数で否決され、臨時議会が流会となったため上程・審議されなかった。

 専決処分に中山市長は「緊急性が高く一刻も早い実施が必要と考えた」と説明、「市内商工業者をバックアップし、地元経済を下支えしたい」と語った。

 市は25日に上程予定だった事業案をさらに修正、5000円単位で2セット購入できるプレミアム率50%の商品券を1000円単位に変更した。市民は1000円で500円券3枚(1500円)、1万円で500円券30枚(1万5000円)の商品券を購入できる。

 特例対象世帯の住民税非課税世帯と子育て世帯(3歳未満)は、地元事業所で使用できる応援業種商品券5000円分を無償で受ける選択もできる。申請は自己申告制となる。

 中山市長は「1000円単位に分割したことで活用しやすくなったと思う。野党から指摘のあった非課税世帯や子育て世帯の個人情報の取り扱いも自己申告制とすることで改善されている」と強調した。

 商品券の販売場所は金融機関、市内スーパーなど。北部地域については公民館での販売も予定している。商品券が使用できる市内事業所は業種を問わないが、事務局(市商工会)への申請が必要。

 中山市長は、9月定例会を待たずに専決処分したことについて「9月の定例会で先議することも可能だが、日にちが後にずれるため早くやりたかった。市民の生活や事業所の雇用・経営を支えることが主眼。効果的に進めていきたい」と話した。


2020-08-29 09:55:56
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36712/

石垣島マラソン1年延期 代替大会の年内開催を発表


3部門合計4089人のランナーが参加した第18回石垣島マラソン=1月26日、石垣市中央運動公園

 石垣市は28日午後、市役所庁議室で会見を開き、2021年1月24日に開催を予定していた第19回石垣島マラソンを1年延期することを発表した。また、代替大会としてGPSトレーニングアプリ「TATTA(タッタ)」を活用した「石垣島WEBマラソン」(仮)を開催することも発表した。

 新型コロナウイルス感染拡大を受け、募集期間など大会日程を引き延ばすなどしてきたが、感染改善の見通しが立たないことや▽スタート時の密集など3密回避の対応がとれない▽医療体制が十分ではない▽クラスター発生を避ける|ことから、25日、書面総会で延期を決定した。2022年1月下旬ごろの開催を目指す。

 大会長の中山義隆市長は「参加を予定されていたランナー、大会を支えるボランティアの皆さん、沿道で応援する市民の安全確保を最優先とした。楽しみにしていた全国のランナーにはご理解をお願いしたい」と呼び掛けた。

 また、代替大会の「石垣島WEBマラソン」(仮)はGPSトレーニングアプリ「TATTA」を活用した県内初の大会。アプリを起動し、大会期間中にフルマラソンの距離42.195㌔を走れば完走となり、先着で参加賞や特別賞が授与される。走るコースは自由で島外からの参加も可能。年内開催を目標にしている。

 中山市長は「運動する機会も少なくなっていると思う。WEBマラソンで安心して走ってもらい、健康の維持やストレス発散につながるよう大いに期待している」と参加を広く呼びかけた。

 参加人数には上限を設け、参加費も徴収する。大会に関する詳細については10月ごろ発表する予定。


2020-08-29 09:45:45
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36711/

石垣市自治基本条例28条は、有権者の4分

 石垣市自治基本条例28条は、有権者の4分の1を超える署名で求められた住民投票は実施しなければならないと規定している
それをクリアしているのに実施されていないのはおかしい、市長には実施義務があるのに…。そんなことを確認しようと求めたのが、平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票義務付け訴訟である
その判決が27日、那覇地裁であった。原告の住民投票を求める会代表の金城龍太郎さん(30)ら事務局メンバー4人は開廷時刻の午前11時半を前に大浜信泉記念館で待機していた
目の前には報道陣がずらり。4人の緊張感がひしひしと伝わってくる。しばらくして「原告の主張が認められなかった」旨の連絡が金城さんの携帯電話に。両手を後頭部に組んで天を仰ぎ、「あー」と深い息をついた
のちに判決の詳細が分かった。訴訟の要件に満たさないと判断しただけに過ぎず、「その余の争点につき判断するまでもない」とした。いわゆる門前払い。今回の訴えの本質に対しては何ら判断を下していなかった
金城さんに判決を待つ間の心境を聞いた。「プロ野球のドラフト会議で指名を待つ選手の気持ちがそうかもしれないですね」と冗談を交えて笑顔をみせた。署名運動のスローガンは「愛とユーモア」だった。(比嘉盛友)


2020-08-29 09:42:42
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36710/

ユーグレナで走るポンポン船に歓声


ポンポン船を作ったユーグレナの理科実験教室=28日午後、大本小学校

 ユーグレナ(ミドリムシ)の研究や商品開発などを行っている㈱ユーグレナ(出雲充社長)の理科実験教室が28日、大本小学校(金城一石校長)で行われ、全校生徒9人が参加して微細藻類のユーグレナからとれたオイルを燃料に使ったポンポン船を走らせた。

 スポーツ支援や地域振興、環境教育を後押しする同社のみーふぁいゆープロジェクトの一環で小中高生を対象に2012年から郡内で実施している。今回は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで行った。

 同社生産技術開発部の足立秀幸さんがプロジェクター画面を通してユーグレナとポンポン船の仕組みについて説明。

 児童たちは、船の形にカットした発泡スチロールにビニールテープを巻き、動力となるパイプとユーグレナから取れた燃料を混ぜて火力をアップさせたろうそくを船に取り付けた。

 完成した船を教室に準備した水槽に浮かべると勢いよく走りだし、児童たちは歓声を上げてよろこんだ。

 当銘航羽君(6年)は「ユーグレナのことも知れて、ポンポン船も上手にできてよかった」と話した。


2020-08-28 18:54:03
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36709/

住民投票義務付け訴訟 原告の訴えを却下


却下判決を受け、「不当判決」と書いた紙を掲げる弁護団=27日午前、那覇地裁前

 【那覇】石垣市住民投票を求める会(金城龍太郎代表)のメンバーら30人が市に対して自治基本条例に基づく平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を問う住民投票の義務付けを求めた訴訟の判決が27日、那覇地方裁判所であり、平山馨裁判長は住民投票の義務付けが訴えの対象となる処分に当たると解することはできないとして却下した。原告側は「不当判決」として控訴を含め今後、対応を検討する。

 訴訟は、市長の実施義務を規定する自治基本条例28条4項の解釈や住民投票実施の処分性などが争点となっていたが、判決では解釈に対する判断をせず訴えを退けた。

 処分性について判決は「その行為によって、国民の権利義務を形成しまたはその範囲を確定することが法律上認められたもの」と定義。

 原告側は「市長らに結果を尊重すべき義務を生じさせ、市の有権者が政治的意思を表明する法的地位を獲得するなど法律上の効果を有する以上、処分性はある」、市側は「住民投票の実施は一般的行為だから処分性はない。仮に実施されたとしても結果は何ら法的効果はなく、市の世論調査と大差ない」と主張していた。

 平山裁判長は「市長による規則等の制定や住民投票の執行は、いまだ直接個々の市民の権利を形成する法的効果を生じさせるものとはいえない」として義務付けの訴えの対象となる行政訴訟法上の処分に当たらないと判示した。

 自治基本条例28条4項に基づく市長の実施義務を巡る「所定の手続き」について、原告側は「規則等の制定」にあたり、条文によって義務付けられていると主張したが、平山裁判長は「規則等の制定自体は住民投票実施に先立つ規範定立行為にとどまり、一般的、抽象的な法的効果を有するにすぎず、処分に当たらない。義務付けの訴えの範疇を超えているといわざるを得ない」と指摘した。

■「市の主張が認められた」中山義隆市長

 住民投票義務付け訴訟の判決について中山義隆市長は27日夕、「市の主張を全面的に認めてもらったものと考えている」と述べた。

 「もともと地方自治法に基づいて手続きしたもの。1万4000人余りの署名が集まったことは非常に重く受けとめているが、法律に従った手続きとして議会に諮って、議会で否決されたので実施できないという判断。今回の判決は(市の)法令に従っての手順を適法だと認めていただいたと考えている」とした。

 判決が自治基本条例の解釈に言及していないことから、主張が否定されたわけではないとした原告側に対し、「裁判を起こすことが不適法ということなので、原告の判断は判決からすると合わない」と疑問視した。

 一方、住民投票については「国防に関する案件を一地方自治体の住民投票で決するというのはふさわしくない。住民投票自体を否定するものではないが、石垣配備を行政が判断するのは適さない。今後も私がこの件に関して住民投票を発議する考えはない」と従来の考えを示した。


2020-08-28 09:41:15
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36708/

コロナ関連4項目要請へ


県や県議会への要望項目などについて確認した美ぎ島美しゃ市町村会の定期会議=27日午後、石垣市役所

 八重山3市町と宮古島市、多良間村でつくる美ぎ島美しゃ市町村会(会長・下地敏彦宮古島市長)の定期会議が27日、石垣市役所などインターネットのオンラインを介して行われた。県に要望する共通事項では新型コロナに関するものが4項目。ほかに離島生徒の派遣支援や離島の診療体制、過疎対策のあり方などが提出された。今後、項目を30程度にまとめ、10月中旬ごろをめどに要請する。

 会議では各市町村から合計40の要望項目が示され共通の要望としては▽宮古・八重山圏域への経済支援▽医療体制の拡充▽感染拡大防止に向けた水際対策▽船舶事業者の船内での感染症対策への助成―などコロナ関連のものが目立った。

 八重山関連は▽豚熱ワクチンの輸送に係る支援▽新石垣空港の機能拡充(以上石垣市)▽波照間空港の早期再開▽県営住宅建設(以上竹富町)▽海底遺跡の利活用(与那国町)など21項目が挙げられた。

 冒頭、会長の下地宮古島市長は「宮古・八重山圏域の振興発展に向けて忌憚(きたん)のない意見をいただき、それぞれの課題について県に要請していきたい」と5市町村の連携強化を呼び掛けた。

 会議は、新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで行われた。


2020-08-28 09:40:06
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36707/

「もめている場合か」 商品券事業を早期に


石垣市が設けている「ゆいまーる弁当」販売。これも経済対策の一環だ=26日正午ごろ、市役所ピロティ

 最大7億5000万円の経済波及効果があるとされる石垣市新型コロナウイルス感染症経済対策プレミアム付商品券事業は、25日の臨時市議会が流会となったため、執行の見通しが立っていない。石垣市観光文化課のまとめによると、市への入域観光客数は4月以降の落ち込みが激しい。これに伴い4~7月の推計消費額は75億9000万円にとどまり、前年同期の348億4000万円から272億5000万円(78・2%)の大幅減。観光関連業者からは「とにかく早めの対策を」と切実な声が高まっている。

 石垣市大川で飲食業と加工販売業を営む40代男性は「観光関連業者は、明日はどうやって売ろうとか毎日悩んでいるのに、そんな中で時間が来たから議会は流会というのはあまりにもひどい」と怒り心頭だ。

 この男性は「人間なので賛成反対はあるのは分かる。反対意見の内容も理解はしている。だからこそ会議の時間を延長してでも、残業してでも、寝ないでも、民間企業を支援するために結論が出るまで議論するべきだ。それが政治家の務めではないか。全議員が誠意を示してもらいたい」と強く訴える。

 美崎町近くで居酒屋を経営する30代男性によると、4月以降の売り上げは6割減。弁当を出したり、スーパーに総菜を卸したりするなど、あの手この手でコロナ禍を乗り越えようと必死だ。ただ、弁当や総菜は利益率が高くないため、弁当に特典を付けるなど利益率の高い飲酒を伴う店内飲食を促進している。

 「議会はもう、もめている場合ではない。支持する野党議員にも通してくれと言ったが、難しかった。当局案か未来案、野党案のどちらに経済効果があるか執行率が高くなるかよく分からないが、いずれにしても経済効果の高い対策を早くやってくれと言いたい」と切実だ。

 この居酒屋では美崎町のキャバクラでクラスター(感染者集団)発生が確認された7月30日以降、地元客の来店が止まった。「ようやく2、3日前から地元客が戻りつつある。早い時間に訪れる観光客は回転が早く、地元は長居する。このバランスが良くなると利益が出るようになる。だから商品券には地元客の来店を期待している」と話した。


2020-08-27 10:10:32
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36706/

住民投票訴訟、きょう判決 平得大俣陸自配備計画


住民投票実地義務づけ訴訟の争点

 石垣市平得大俣への陸上自衛隊配備計画の賛否を住民投票で問うため、住民投票を求める会の金城龍太郎代表ら30人が自治基本条例に基づく石垣市の実施義務の確認を求めている訴訟の判決が27日、那覇地裁で言い渡される。有権者の4分の1を超える署名で直接請求を行った住民投票条例の制定は議会で否決されているが、基本条例に基づく実施義務を司法が認めるかどうか注目される。

 原告の住民側は、石垣市長選などでも民意は問われていないとして2018年12月、1万4263筆の署名による住民投票条例制定の直接請求を中山義隆市長に行った。しかし、その後、市議会でこれを含め2度否決された。

 争点は、自治基本条例第28条の解釈。同条は「有権者の4分の1以上の署名で請求することができ、市長は所定の手続きを経て実施しなければならない」と規定する。

 住民側は、議会で否決されても市長に実施義務があると訴えているが、被告の市側は、直接請求が自治基本条例ではなく地方自治法の規定に基づいて行われたため、議会の否決で直接請求の効力は消滅したとの立場をとっている。

 これに対し住民側は条例の逐条解説を根拠に「地方自治法第74条に基づくものの一つ」として請求の入り口は地方自治法の一つだったと主張する。

 基本条例に規定する「所定の手続き」も争点。

 住民側は案件ごとの投票の形式、投票資格者、投票の成立要件などを規則で定めれば事足りるとするが、市側は住民投票条例の制定という所定の手続きを経た上でのことと反論する。

 住民投票の実施が「行政処分」に当たるかどうかも争われた。

 市側は「仮に実施されても投票の結果に何らの法的効果はなく世論調査と大差ない」として義務付け訴訟の要件にならないと主張。住民側は、条例で市長らの投票結果の尊重義務を規定していることから「一定の法的効力を有する」としている。

 訴訟は2019年9月に提訴され、6月9日の第4回口頭弁論で結審した。


2020-08-27 09:58:28
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36705/

31日から9月2日までの3日間は旧盆…

 31日から9月2日までの3日間は旧盆。例年、旅先から親族が集い、祖先とともに過ごす。アンガマやエイサー、獅子などが招かれた家々を回る。だがことしは新型コロナの影響でいつもの旧盆風景が様変わりしそうだ
コロナ感染防止で3密をさけるために、親戚が一カ所に集うことや、親戚回りも遠慮する空気があり、家族単位のひっそりとした旧盆となりそうな雰囲気だ
旧盆恒例のアンガマやエイサーも中止や、見物人を排除した形での実施となりそうで、太鼓をたたきながらウシュマイとンミーが大勢のファーマーを率いて招かれた家々を回るにぎやかな光景も影を潜めそうだ
一方、旧盆に合わせ帰省を考えている人も苦悩していることだろう。首都圏や沖縄本島などで、新型コロナウイルスの発生が続いており、帰省することでウイルスを島に持ち込む可能性があるからだ
中山義隆市長は、旧盆の帰省に対し、自粛は求めないが、帰省2週間前から3密になる場所への立ち入りを控えるなど感染予防の徹底を求めたほか、来島後も大人数での飲食や高齢者との濃厚接触を避けるよう、促している
今年はコロナ禍の特別な旧盆。帰省する人も、自分が感染している可能性もあることを考えた、島での旧盆の過ごし方が求められそうだ。(下野宏一)


2020-08-27 09:56:51
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36704/

3年生を甲子園へ  CF、寄付協力呼び掛け


クラウドファンディングを来月5日から始めることを発表する前野尚史会長(中央)ら=26日午後、八重山高校小会議室

 2020県高校野球夏季大会で出場59校の頂点に立った八重山高校野球部の3年生を甲子園に連れていくため、同部OB会(前野尚史会長)は26日、クラウドファンディング(CF)と寄付で資金を集めると発表した。前野会長は「高校球児にとって最大の夢、甲子園がなくなったが、最後まで諦めずに戦ってくれた母校の後輩たちを誇りに思う。OBとしても彼らの頑張りが報われるよう何かしてあげたい」と話し、資金調達への協力を呼び掛けた。CFは運営会社CAMPFIRE(キャンプファイヤー)を介し9月5日から開始する。

 前野会長は、後輩たちが野球を続ける意味を見失わず、同部として初の夏制覇をたたえた。現在は企画段階としながらも、今月10日から開催された「2020年甲子園高校野球交流試合」のような代替試合が開催されることに期待を寄せ、準備を進める方針だ。CFの目標額は500万円、卒業前に甲子園へ連れていく考え。

 もう一つの柱「寄付活動」は、同校グラウンドにあるバックネット裏の整備や本島の大会に出場するのに要する莫大(ばくだい)な遠征費を支援する。

 OB会は子どもたちのために県内外の同校関係者へ幅広く支援を求めている。


2020-08-26 22:18:26
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36703/

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