沖縄歴史文化研究会

琉球の歴史、文化、首里城など幅広く沖縄について学んでいます
八重山毎日新聞社
(c)

共通乗船券廃止へ 離島航路2社


手前から八重山観光フェリー、安栄観光の旅客船。10月1日から共通乗船券の廃止が計画されている=24日夕、ユーグレナ石垣港離島ターミナル

 八重山観光フェリーと安栄観光の共通乗船券での運航が、ことし10月1日から廃止される計画となっていることが24日、分かった。廃止になれば、乗船券は購入した船会社の運航便のみでしか使用できない。利用する竹富町民らは「利便性が低下するのではないか」「乗船する船を限定されると、石垣に1泊しなければならない」などと困惑している。

 共通乗船券は、どちらの販売窓口で購入しても両社の船に乗船が可能。関係者によると、2008年9月のリーマンショック、その後の燃料油高騰などが経営を圧迫し、コストを抑えるために導入した。

 導入以前は、竹富島航路で両社それぞれ1日20便ずつ運航していた時期もあり、時間帯が重なることもあったが、共通乗船券の導入により交互に船を出すことでランニングコストの削減、燃油代の節約につなげていた。

 ことし4月以降、両社は新型コロナウイルスの感染拡大で減便を続け、例年の観光ハイシーズンに合わせ復便したが、乗船客数は戻っていない。そんな中での廃止に疑問の声もあるが、八重観は公式フェイスブックで「諸般の都合で廃止することが決定した」と説明。関係者は「燃油代も過去に比べ下がっている」とし、「現在、10月から始まる冬ダイヤに合わせて時刻表の認可へ準備をしている」と話す。

 石垣と町内を結ぶ定期船は、町民の足として欠かせない。町民のほとんどが券購入時に離島住民割引カードを使っているが、割引適用は往復券のみ。鳩間島では現在、1日2往復のうち午前に八重観、午後に安栄が運航。日帰りだと片道ずつ正規料金で購入することも予想される。

 島内の50代女性は「片道ずつ別々の券を買うことになれば、住民割引は適用にならないのでは。往復を買うとなれば、石垣で宿泊が伴う。共通乗船にしてらいたい」と望む。

 西表島白浜の70代男性は「廃止は合理的ではない。利用者は、どちらにも乗れる観点から便利性を感じていた。港からの無料送迎バスもどうなるか気になる」と不安視する。

 船会社は取材に「利便性が落ちないよう、今の便数と同等の便を出す」(八重観)、「今と同じような便数を出すことは難しいが、周知して混乱が起きないよう対応したい」(安栄)としている。


2020-08-25 10:13:40
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36699/

オンラインで商談会 石垣市内3社、自社商品をPR


香港の会社とオンライン商談を行う川平ファームの橋爪大樹専務=24日、登野城の橋爪さん宅(提供)

 沖縄から海外展開を目指す県内中小企業を対象にした香港・台湾とのオンライン商談会が24日、行われ、石垣市からも㈱川平ファーム、㈱石垣の塩、㈱美崎牛本店の3社が参加した。

 独立行政法人中小企業基盤整備機構沖縄事務所が、新型コロナウイルス禍でウエブ会議ツールを活用したオンライン商談会が急速に普及していることを踏まえ、県内中小企業の海外販路開拓の促進を支援しようと初めて開催した。

 商談のノウハウや留意点、輸出手続き、自社製品をPRする商品シートの作成などでアドバイスを受け商談会に臨んだ。沖縄から9社、香港から6社、台湾から6社が参加。沖縄9社のうち3社が石垣市からの出展で、同事務所で国際化支援アドバイザーを行っている山本千誉さんは「積極性がうかがえる」と話した。

 このうち、パッションフルーツの加工品を製造販売する川平ファームの橋爪大樹専務は登野城の自宅で香港のレストラン、物販などを営む3社とオンライン商談した。

 「対面でなく通訳を介するので対応に間があったが、新しいスタイルで楽しかった。準備は大変だが、出張費がゼロなので良い。相手にどういうスタイルで商品をPRするか工夫しなければならないと思った。今後も機会があれば参加したい」と話した。


2020-08-25 10:11:18
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36698/

隣国・台湾で「自分は中国人ではなく台湾人…

 隣国・台湾で「自分は中国人ではなく台湾人だ」と考える人が急増しているという(8月20日付け朝日新聞)。台湾や香港に対する中国の強硬姿勢への反発に加え、新型コロナウイルス感染症対策の成功が意識変化の背景にあると伝えている
主なけん引役は、先月末に亡くなった李登輝元総統が進めた民主化後に社会に出た世代。政治大学の調査で「自分は台湾人」と考える人は過去最高の67%。「中国人」と答えた人は過去最低の2.4%だった
元総統は、日本統治下に生まれ「22歳まで日本人」だった親日家。大陸系の天下だった台湾政界で本省人初の総統となった
12年の在任期間中、96年に総統直接選挙を実施し民主化を実現するとともに、歴史を学ぶ「認識台湾」など教育改革を進めた。「台湾民主化の父」である
ひるがえって沖縄。繰り返し辺野古新基地建設反対の民意を示しても工事を強行する国。やむなく起こす訴訟は、政権へのそんたくだろうか、県の敗訴が続く
石垣では、陸自配備に関して有権者の4分の1を超える署名を集め住民投票を請求したのに議会が否決した。その投票実施をめぐり住民自治と民主主義のあり方を問う住民訴訟は27日、那覇地裁で判決が出る。日本の司法は真に独立しているか。民主主義の「成熟度」が注目される。(慶田盛伸)


2020-08-25 09:59:45
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36697/

買い物サービス開始 外出控える住民を支援


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 【西表】竹富町は21日から、新型コロナウイルスの感染が確認された西表島西部地区で、住民向けに買い物支援サービス事業を行っている。感染拡大を防止するため不要不急の外出を控える住民が島内の小売店へ電話かファクスで生活必需品を注文し、地域に住む協力者が発注者の元へ品物を届ける配送サービス。外出せずに食料品などを手に入れることができるようになっている。

 22日現在、18人の感染者が確認されている西部地区では、独居老人や子育て世代が感染を恐れて買い物を控えているほか、陽性者と接触した可能性のある単身者が外出自粛要請を受けるなど食料確保に困るケースが起きており、支援を求める声が上がっていた。

 買い物支援サービス事業は①住民(発注者)が電話・ファクスで注文②協力店(スーパー)が発注者へ商品を確認し配達日時を連絡する③配達協力者へ連絡して品物を引き渡す④配達協力者が発注者の玄関前まで配達する⑤サービスを利用した発注者が協力店へ代金を支払う―という流れ。代金は感染拡大の収束後、店頭か金融機関振り込みで支払うことが可能となっている。

 現在、配達に協力してくれる住民は5人ほど。配達回数に応じて町から協力手数料が支払われる。

 指定するメーカーなど住民の希望に添えなかったり、配達指定時刻に届けられないケースも予想されることから、町は運用する中で改善していく方針。

 担当する町地域おこし協力隊移住・定住係の齋藤加奈さんは「利用人数の多い少ないではなく、本当に困っている人の元へ商品が届く形にしたい。西部地区でサービスがうまく定着すれば、他の島や地域にも適用できると思う」と見据え、「住民の協力を得られなければ成功はない。こうした仕組みを構築することで、移住定住の基盤整備にもなると思う。新たな地域コミュニティーの創出にもつなげていきたい」と話す。

 新型コロナの感染者発生を受け、西部地区では既にボランティアで配送サービスを行う住民も。その一人、崎枝裕次さん(38)は「個人で行うボランティアは限度がある。無償だと長続きしないので、町が一緒に動くことで裾野が広がり、サービスも継続すると思う。『ゆいまーる精神』が町全体に波及してくれることを願う」と官民一体の取り組みに期待を寄せる。

 協力店舗は上原地区のスーパー川満(電話・ファクス85-6157)。


2020-08-23 09:10:00
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36696/

島そうじプロジェクト CFで資金調達へ


ビーチクリーン活動に取り組む高校生ら(石垣市公営塾提供)

 石垣市公営塾に通う高校生が22日、漂着ごみ問題の解決につなげようと、インターネットを通して不特定多数から資金を調達するクラウドファンディング(CF)を立ち上げた。回収したプラスチックごみを粉砕、再加工するオランダ発祥のプロジェクト「プレシャスプラスチック」(プレプラ)を導入するため、機械の購入費に充てる。9月22日までの31日間で135万円の資金確保を目指す。

 3高校の1~3年生7人を中心に、石垣島島そうじプロジェクト実行委員会として取り組んでいるもの。昨年10月、石垣市で開催されたアイランダーサミット(世界の離島サミット)でビーチクリーン活動に参加した際、プラスチックごみが海洋生物に与える被害に気付き、ビーチクリーンなどの活動を始めた。

 導入を目指しているプレプラでは、パズル式ブロックとコースターをつくる予定。パズル式ブロックはビーチクリーン活動の際に荷物置き場として利用する。コースターは、今回のプロジェクトをより身近なものにする製品として使用されることを期待する。キャンプ用品やインテリアなども作成していく。処理機械は伊野田キャンプ場に導入する予定。

 高校生らは「このプロジェクトを通して、海洋ごみ問題への意識が高まり、石垣島の美しい海をポジティブに守っていくことにつなげていきたい」としている。

 クラウドファンディングサイトはhttps://readyfor.jp/projects/shimasouji


2020-08-23 09:05:00
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36695/

人生初めての入院は、幼稚園の遠足の朝の

 人生初めての入院は、幼稚園の遠足の朝のようでソワソワ落ち着かなかった。タオル、下着、洗面器などに加えて退屈しのぎの本を数冊持ち込むことに
すべて読めるか分からないが拘置所などから出て来た人が50冊も100冊も読んだという自伝などに触発されて芥川賞作品や買って積んであった単行本を持っていくことにした
首里の馬、破局、生きている人と死んだ人、死ぬの大好き、大往生…。それをそばから見ていた家人、こんな本を病院に持って行ったら追い返されるんじゃないの。手術前からこの体では、入院中何をしでかすか心配だ、付き添いを申し出るしかない
当日朝10時に手術を始めるので8時半までには来院願いますの予約表を持って家人の運転で出かけた。残念でした。コロナ禍で院内は、重症、軽症問わず付き添いどころか見舞いも厳禁。手続きを済ませた家人は先生の言いつけはよく守って、と言い置き帰っていった
先週診察してもらったÅ医師には、私が新聞配達員であることを話してあったので長期入院はできません、経過が良ければ2、3日で長くても5日で帰していただければ恩にきます
笑顔でそうしましょう。この二つ返事で全幅の信頼。慢性硬膜下血腫穿孔(せんこう)洗浄のための頭の穴あけOKの心境に。(仲間清隆)


2020-08-23 09:00:00
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36694/

対策の徹底を 感染予防で美崎町巡回


対策用物品を配布しながら感染予防の徹底を呼び掛ける美崎町自治公民館の新賢次館長(中)と中山義隆市長ら=21日夜、豊年満作石垣店

 スナックや居酒屋など飲食店が軒を連ねる石垣市美崎町で21日夜、市と美崎町自治公民館(新賢次館長)が新型コロナウイルス感染予防を呼び掛ける巡回活動を行った。市感染予防ガイドライン認定モデル店の対策実施状況を視察、認定を受けていない店舗には申請を促した。消毒用アルコールとフェイスシールドを配布、接触確認アプリ「COCOA」の活用促進も図った。

 美崎町ではキャバクラで発生したクラスター(感染者集団)に伴い、県が接待を伴う遊興施設に休業要請(7~20日)を行っていたが、この間も市は、認定モデル店など感染予防対策を徹底している飲食店の積極利用を市民や観光客らに促していた。

 市商工振興課によると、飲食店のモデル店は21日現在、130店舗で、美崎町では45店舗。8月末でいったん申請受け付けを締め切るが、現在対象外となっているキャバクラなど接待を伴う店舗を加えた第2弾の事業の展開を予定している。モデル店には対策費として3万円(上限)を助成する。

 巡回には中山義隆市長、新館長ら約20人が参加。市役所ピロティで行われた出発式で新館長は「美崎町では行き交う人もまばらとなっているが、美崎町がにぎわいと元気を取り戻さないと、石垣市も元気にならない。みんなで頑張ってこの困難を乗り切っていこう」と呼び掛けた。中山市長も「美崎町のイメージアップに寄与したい」と述べた。

 請福酒造と八重泉酒造から消毒用の高アルコール酒各50本、佐久本商会からフェイスシールド50個が贈呈された。参加者は3グループに分かれ、午後6時すぎから約1時間、美崎町の店舗を回って協力を呼び掛け、チラシと対策用物品を配布した。


2020-08-22 10:05:19
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36693/

八重高野球部に硬式球寄贈


硬式球を受け取る八重高野球部の3年生ら=21日午後、八重高グラウンド

 日本トランスオーシャン航空㈱(JTA)は21日午後、2020沖縄県高等学校野球夏季大会で優勝した八重山高校野球部に、硬式球5ダース(60球)を贈呈した。

 同校グラウンドで行われた贈呈式で、JTA八重山支社の玉城力支社長は「3年生が力を一つにして優勝できたことを誇らしく思う。コロナの中でもハツラツとしたプレーを見せてくれ、勇気づけられた。次の進路でもこの気持ちを忘れずに頑張ってほしい」と祝福。寄贈した硬式球について「後輩のために指導も含めて使ってほしい」と話した。

 八重高53期卒で野球部員だったJALスカイエアポート沖縄㈱石垣空港所の西盛東二さんは「八重山の力が集まれば県制覇できると証明できたことをうれしく思う。地元の小中学生たちが『よし、次は俺たちも!』と思えるような希望を与えてくれた」とたたえた。

 主将としてチームをまとめた内間敬太郎君(3年)は「皆さんに支援していただいたおかげで優勝できた。次は自分たちがサポートに回り、後輩たちのために尽くしたい」と感謝した。

 兼島兼哲監督は「念願の優勝の裏には、JTAの多大なる協力とサポートがあった。(航空便の減便や欠航で)大会出場も危ぶまれる中、JTAがチャーター便を出してくれたため、安心して試合に臨めた」と感謝し、「今後生徒たちは八重山を出るけれど、企業も含め地域の恩を忘れずに返す気持ちでまた帰ってきてほしい」と話した。


2020-08-22 10:02:03
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36692/

県内外での新型コロナウイルスの感染状況を…

 県内外での新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、石垣市教育委員会は小中学校の修学旅行について方針を変更した(18日付1面)。中学校の県外旅行を来年度に延期する、小学校の県内旅行を市内・郡内に変更する、といった内容だ
現在の旅行先は中学校では九州、小学校では本島が定番。前にも小欄で取り上げたが、筆者の新川小学校時代は宮古島、一つ上の先輩までは西表島だった。その後、沖縄本島になったようだ
今回、新型コロナ禍で小学校では児童の安心安全に考慮して近場ですることに。急な方針変更で現場では調整が難しいかもしれないが、実現を期待したい。特に竹富町、与那国町への修学旅行を
たしかに沖縄本島は、平和の礎やひめゆり平和祈念資料館、美ら海水族館など、石垣島にはない教材が多い。でも、まずは足元から、と思うのだ
BEGINの「島人ぬ宝」は「僕が生まれたこの島の空を、僕はどれくらい知っているんだろう」と問いかけ、「でも誰よりも知っている」「いつの日かこの島を離れてくその日まで大切なものをもっと深く知っていたい」と続き、「それが島人ぬ宝」と締める
「誰よりも知っている」のは、体験があるからだ。ネットやゲームの時代。修学旅行を、みんなで「島人ぬ宝」を探す場に。(比嘉盛友)


2020-08-22 09:58:49
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36691/

イセエビ、減少傾向 密漁も一因か


水揚げ量が年々減少しているイセエビ=13日午前、八重山漁協

 八重山漁協のイセエビ・セミエビ類の水揚げ量が年々減少していることが分かった。個体数の減少や禁漁期間の拡大といった要因のほか、県内で横行していると言われる密漁も少なからず影響しているとみられ、地元仲買人からは「地元産のイセエビがなくならないか」と懸念の声が上がる。

  ■「まさかここまで」

  水揚げ量は2014年の1.4㌧から右肩下がりとなっており、19年には0.3㌧にまで落ち込んだ。島外市場への出荷を合わせても年々減少している。八漁協市場販売課の友利邦明課長も「なんとなく減っていると感じていたがまさかここまでとは」と驚く。

 県水産海洋技術センターがまとめた報告書によると、県全体のイセエビの漁獲量は「低位で推移」、セミエビとゾウリエビに関しては「顕著な資源減少がみられる」とある。海水温上昇によるサンゴの白化など環境変化も個体数の減少につながっているという。

 18年から拡大された禁漁期間も大きく影響しているようだ。イセエビ・セミエビ類の漁獲は17年まで7月1日解禁(4月1日から6月30日まで禁漁)だったが、7月中は抱卵している個体が多いため、資源保護の観点から8月1日に遅らせている。

 イセエビ・セミエビ類は魚を銛(もり)で突く電灯潜り漁の最中に手づかみでとるのが主流。漁業者の一人は「出漁が1カ月遅れたのは大打撃。台風シーズンになる8月は10日間、9月は5日間、漁に出られたらいい方。出漁が多いのは7月」と影響の大きさを口にする。

  ■漁業法違反も

  一方、県内では漁業者や一般人が「密漁」を行うケースが増加している。ことし7月27日、宜野座村で禁漁期間中であるイセエビ4匹を不法に捕獲、所持していたとして糸満市と那覇市の自称漁業の男2人が県漁業調整規則違反容疑で逮捕された。

 八漁協管内でも、八漁協が保護生物に指定しているタコやシャコガイを漁業者以外の一般人が捕獲したとして漁業法違反で検挙される事案がことしに入って2件発生。イセエビ・セミエビ類はまだ確認されていないが、関係者は「顕在化していないだけ」とみる。

 漁業者の男性は「解禁されて漁をすると角や爪が折れた個体を見かけたりする。エビや魚の反応からも誰かが入った後だなとすぐ分かる」と指摘。男性によると、SNS上に投稿された一般人捕獲のイセエビの写真を見かけたこともあるという。

 さらに捕獲者が飲食店や居酒屋などに直接販売するケースもみられるといい、「密漁している人たちは禁漁期間など関係ない。売る側ももちろんだが、買う側も悪い」と憤りをあらわにする。

  ■産地証明義務化

  このような現状を受け、県漁連は1日から、水産物の荷受けルールを定め、違法水産物撲滅に乗り出している。県内最大の泊市場に荷受けする際には各漁協が発行する組合員証明書と産地証明書の提出を義務付けた。対象はシャコガイ類やその他の貝類、イセエビ類、ナマコ類、タコ類などの定着性の水産物。

 県漁連担当者は「近年横行している密漁の予防につながる。ルールを守らない密漁の獲物を荷さばき場に置かないよう徹底していきたい」と語る。八漁協の友利課長も「ゆくゆくは八重山漁協もルールの取り入れになるのでは。漁業者を守るためにもあるべきものだ」と必要性を強調する。(﨑山拓真記者)


2020-08-21 09:34:36
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36690/

竹富町 コロナ禍、2学期スタート 友人との再会に声弾む


2学期が始まった船浦中学校。新型コロナウイルスへ理解を持ち学校生活を送る生徒ら=20日午前

 【西表】新型コロナウイルス感染拡大の影響で例年より短い19日間の夏休みを終えた竹富町内の小中学校13校と三つの幼稚園の2学期が20日、始まった。夏休み期間中に新型コロナの感染者が発生した西表島西部地区の学校では、始業式の内容簡略化や時間を短縮し、校内放送で校長あいさつのみに留めるなど、通常と異なる対応をとった。夏休み中、ウイルスの感染拡大を防ぐため、外出自粛を余儀なくされた子どもたちは、久しぶりの友人や担任との再会に声を弾ませ笑顔をこぼしていた。

 西部地区5小中学校、1幼稚園のうち、船浦中学校(仲田欣五校長、生徒31人)の始業式は午前8時から体育館であった。生徒同士が間隔をあけて座り、飛沫(ひまつ)の拡散を抑えるため校歌斉唱は取りやめた。

 仲田校長は式辞で、例年よりも短い特別な夏休みに行うはずだった文化祭の練習開始、部活動が中止になったことを説明。誰でもウイルスに感染する可能性があるとして「自分が感染した時に言われたら傷つくようなことは、絶対に人に言わない。日常の当たり前がいかにありがたく尊いものか感じることができたのではないか。思いやりの心を持ち、コロナから身を守る工夫を心掛けよう」と述べた。

 友人との再会を喜ぶ3年の女子生徒は「ずっと家にいて、友達と電話で話はしていたが、会うことはできなかった。コロナにかからないよう学校生活を送りたい」、2学期が待ち遠しかったという中学2年の男子生徒は「夏休みに入って3日間は外で遊べたが、台風やコロナで外出できなくなった。西表にもコロナウイルスが入ってくると思っていたので今の状況は仕方ない。自分たちができることを考え、コロナが落ち着く方向にもっていきたい」とそれぞれ話した。

 同校では、手洗い、マスク着用、室内換気、生徒間の適切な距離に気を配るほか、教諭らが生徒の下校後に教室内やトイレなどを消毒する。

 学校行事にも影響が出ており、9月に予定していた文化祭は12月に変更した。3大行事のひとつ「筏(いかだ)下り」は10月末開催を予定しているが、コロナの状況を注視して計画を立てていく。

 西部地区の学校のほとんどが、9月に運動会を控えている。運動会は、地域住民や近隣学校の児童生徒が参加し地域行事の要素が強い。今後、開催の判断や規模について地域を交え検討していく。


2020-08-21 09:29:58
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36689/

教科書選定 「ないがしろにする行為」


教科書採択をめぐり抗議声明を発表する子どもと教科書を考える八重山地区住民の会=20日午後、大濱信泉記念館

 石垣市教育委員会(石垣安志教育長)と与那国町教育委員会(田原伊明教育長)が、2021年度以降に使用する中学校の公民教科書に育鵬社を採択したことなどを受け、子どもと教科書を考える八重山地区住民の会(江川三津恵氏ら共同代表8人)は20日午後、審議のあり方や育鵬社採択に抗議する声明を発表した。

 同会は採択に先立ち、教科書を選定する「教科用図書八重山地区採択協議会」について、構成委員の見直しや審議の公開、調査員による調査報告書の順位付け復活、などを求める請願を提出。市教委は11日に開かれた臨時会で、請願について、採択終了後に審議した。

 同会は20日午後、大濱信泉記念館で記者会見を開き声明を発表。請願に関する審議が後回しされたことを「請願に向き合わず、ないがしろにする行為であり、絶対に許されない」と強く批判。

 また、臨時会中、教育委員が、公民選定についてどのような議論があったか詳細を求めた際、採択協議会に参加した教育長を含む3人の委員がほぼ言及しなかったことを指し「採択に責任を持つからには十分な審議があってしかるべきだ」と抗議した。 

 さらに、与那国町の採択については、教育委員への調査報告書と教科書が事前配布されないまま採択が行われたことについて「採択の有効性が問われる」と追及。

 育鵬社公民教科書の内容に関し「主権者としての憲法観、人権観、正しい歴史認識の形成の観点から問題がありすぎる」と指摘。「全国的に育鵬社離れが進む中、内容の審議すら十分に尽くさず、4度も育鵬社版教科書が採択されたことに対し強く抗議する。調査員の意見を反映し、子どもの学びにふさわしい教科書の選定、採択を行うよう強く求める」と訴えた。


2020-08-21 09:27:19
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36688/

高卒求人数が8割減 新型コロナで大打撃


高卒求人を探す八重山農林高校の3年生ら=18日午後、同校進路指導室

 新型コロナウイルスの影響で郡内の高校生を対象にした今年度の学卒求人(高卒求人)数は、昨年7月末時点の84人分から約8割減の19人分となっていることが八重山公共職業安定所への取材で分かった。郡内就職を希望する生徒が頭を抱えており、安定所も「若者の島離れに拍車がかかるのでは」と危惧。地元でのマッチングを増やそうと、独自に生徒の希望業種を調査した上で地元事業所に高卒求人を働きかけていく考えだ。

 安定所によると、ことし7月末時点で郡内の事業所が出している高卒求人19人に対し、郡内就職を希望・検討している高校3年生は38人で倍率は0・5倍。特に昨年38人分あったホテル関係の求人がゼロとなっており、観光関係の求人は壊滅的という。昨年度は最終的に26人が郡内で就職した。

 安定所は現在、各校の進路指導部を通して生徒の希望業種の把握に努めており、生徒の回答を踏まえた上で該当する企業に直接、高卒求人を検討するようアプローチしていく。

 郡外希望組にも影響はある。郡外に就職口を探す場合、通常なら企業の見学や面接で複数回、現地に足を運ぶ必要があるが、コロナ感染拡大の現況では帰島後一週間の出席停止措置を余儀なくされるため、例年通りのスケジュールでの就職活動が困難な状況にある。

 学校の進路指導部は、生徒の負担を減らすため、企業見学と面接を1度に抱き合わせて実施するよう要請するなど企業側に働きかけている。

 ことしは新型コロナウイルスの影響で春に全国的な休校があったため、厚生労働省は企業の選考開始日を当初の9月16日から1カ月遅らせ10月16日にしている。


2020-08-20 10:47:24
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36687/

与那国町 島内で検査体制構築


抗原検査、PCR検体採取を行う公共施設「ドゥライドゥグル」=19日午後、与那国町祖納(与那国町提供)

 【与那国】町は19日までに、島内で新型コロナウイルスの感染を調べる独自の体制を構築した。町立与那国診療所の指定管理者「公益社団法人地域医療振興協会」協力の下、島内で抗原検査の陰陽判定とPCR検体採取が可能に。診療所医師が町内施設で検査・採取を行い、受検者はPCR検査結果が出るまで同施設に待機する。石垣市新型コロナ相談外来や感染症指定医療機関の県立八重山病院がある石垣島から約120㌔離れているため、移動に伴う町民の負担と感染リスクの軽減を図る。

 これまで新型コロナの感染疑い者は疑似症でなければ、島から同院に移送することができなかった。既に発熱者や新型コロナに類似する症状の患者も発生していることから、疑い者が島にいながら結果判明につなげる仕組みが急務となっていた。

 疑い者が検査を受けるため石垣島に渡航する際、航空機やフェリーで他の一般客と接触するリスクがあるほか、PCR検査の結果が分かるまでの間、石垣島で滞在する施設の確保が難しいという課題もあった。

 今回の体制構築ですでにPCR検体採取は可能。抗原検査も検査キットがそろい次第、来週にも運用を始める。

 町や診療所によると、抗原検査は①感染疑い者が診療所に電話して問診②医師が行動歴や感染者との濃厚接触歴を確認した上で受検を判断③祖納集落の集会施設「ドゥライドゥグル」で検査―の流れ。結果は30~40分で分かる。厚生労働省が改定したガイドラインに則り、発症2~9日目の患者に限り、抗原検査で陰性となった人には追加のPCR検査を行わない。

 PCR検査の対象は、問診で感染者と濃厚接触の疑いが強い無症状者。うるま市の県衛生環境研究所に送り、行政検査する。結果が判明するまでの2~3日間は、集会施設に滞在して他人との接触を断つ。施設にはシャワールームも完備されており、町職員が食事などの生活をサポートする。

 県が示したPCR検査対象枠(高齢者、基礎疾患保有者など)の基準を適用せず、老若男女を問わない。県地域保健課は取材に「与那国町も含め八重山は受検体制が逼迫(ひっぱく)していない。医療施設、療養施設、検体採取場所、通常の外来、入院患者を診る医療機関の役割が機能していれば枠を絞らなくてもいいと考える」としている。

 町の南風原弘明長寿福祉課長は「できるだけ島で完結できるよう取り組み、関係機関の協力で体制を構築できた。誰でも検査を受けられるわけではないので、まずは問診を受けてもらいたい。陽性者は海保のヘリか船で八重山病院に搬送する」と話した。


2020-08-20 10:41:28
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36686/

年齢と共に目の老化も進むと言われるが…

 年齢と共に目の老化も進むと言われるが、筆者も例外では無い。仕事がらパソコンに向かう時間が長いせいか、視力が徐々に低下。学生時代両目とも2・0あった視力が今では0・1にまで落ちている
これまで特に目に気を遣うこともなく、視力低下もある程度仕方ないと割り切っていた。筆者が目の異変に気づいたのは今年春の健診時。視力検査で左目の焦点ポイントに黒い斑点がかぶり、何度やっても視力が測れない
一時的なものだと思っていたが、後日受診した市内の眼科医院で知らされた病名が「黄斑円孔」。白内障や緑内障などは聞いたことがあるが、初めて聞く病名だ
ネットで調べると、奥の網膜の中心部に穴が開き、見えなくなる病気。10年ほど前までは治療が困難だったという
先月、那覇市内の医院で手術を受けたが、その方法は眼球内に医療用ガスを注入し、穴をふさぐというもの。手術時間は30分ほどだが、術後が最悪。3日間、常にうつぶせ状態で、何も見れない、寝れない。必死に耐えたが二度とやりたくない、というのが正直な感想だ
筆者の病気は老化によるものだったが、スマホなどの普及で目の環境は確実に悪化している。視力低下、病気を防ぐためにも、普段から目の酷使を避け、負担軽減を心がけることが大切だろう。(下野宏一)


2020-08-20 10:39:08
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西表島西部 20日始業に複雑な心境


新型コロナウイルスの感染者が17人出ている中、20日に小中学校が2学期始業式を迎える西表西部地区=5日、西表島上原

 新型コロナウイルス感染者が18日までに17人確認されている西表島西部地区の小中学校では20日、町内各校と同じように2学期の始業式を迎える。同地区では3家族で家庭内感染も起きていることから、学校側は校内感染を防ぐため対策に余念がない。保護者からは「住民同士が疑心暗鬼の中、始業式を迎えていいのか」「家から一歩も出られずにストレスを抱えている子どものことを考えると、学校の存在は大きい」などと賛否の声が交錯する。

 西部地区では家庭内感染で子どもの陽性者も出たことから、竹富町教育委員会(仲田森和教育長)は夏休み期間中、児童生徒に不要不急の外出を控えるよう呼び掛けた。2学期の開始時期について担当者は「感染者の濃厚接触者は追えている。また、学校は8月1日から夏休みに入り、児童生徒の接触もほとんどないと聞いている。濃厚接触の可能性がある人も接触から2週間が経過していることを考慮し判断した」と理由を説明した。

 新型コロナの影響で授業日数が不足している現状にも触れ、「今後、台風接近やコロナで休校になる可能性もある。そこを心配している」と懸念を示した。

 こうした竹教委の方針に小学生の父親(40代)は「住民が感染リスクを恐れ疑心暗鬼になっている。もう一つは、感染した子どもらのカウンセリングも必要ではないかということ。子どもたちが体調が悪くなっても言い出せなくなることが心配だ」と疑問視する。

 一方、30代女性は「夏休み期間中は、子どもたちが家にこもり、ストレスを抱えて生活している。そっちの方が心配。外出できず、友だちとも遊べない状況はかわいそう。夜遅くまで起きて生活リズムを崩し、体を動かしてないので食事量も減っている。学校が始まれば感染リスクが高まるかもしれないが、子どもの元気を取り戻せるなら、20日から始まる新学期を前向きに捉えたい」と肯定的だ。

 西部地区の一部の小学校では、今月末まで部活動を停止。部外者の立ち入りも制限する。加えて9月中旬までの学校行事も中止とした。

 学校長の一人は「最も注意を払うのは家庭内感染。そこから校内感染に発展しないよう、お子さんの健康観察を徹底してもらうメールを一斉送信する。危機的な状況なので職員は緊張感を持ち対応している」と感染拡大防止に協力を求め、「必要であればスクールカウンセラーによる支援も検討する」との対応方針を示している。


2020-08-19 10:03:29
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「漏れがないように」 苦境の高収益作物を支援へ


今後の事業計画などを決めた石垣市高収益作物次期作支援交付金等推進協議会の設置総会=18日午前、市役所

 新型コロナウイルスの影響により、卸売市場での売り上げ減となった高収益作物をつくる農家と観光農園を対象にした国の次期作支援交付金事業の実施主体となる石垣市高収益作物次期作支援交付金等推進協議会の設置総会が18日、市役所で開かれた。市のほかJAや生産組合などで構成するが、団体に所属していない生産農家も支援を受けられることから、市農政経済課の米盛博文課長は「一人の農家ももれないよう事業を周知してほしい」と呼び掛けた。

 同交付金の対象作物は野菜、果樹、花き、茶などの高収益作物で、新型コロナ発生以降の2月から4月までの間に▽卸売市場での売り上げが前年同月比2割以上減少▽観光農園の来園者数が同2割以上減少▽輸出額が同1割以上減少ーのいずれかに該当する2月以降に出荷実績のある品目となる。

 ただし、マンゴーについては出荷時期が対象期間より後の6月ごろとなっていることから、今後、同協議会は沖縄総合事務局を通じて国に期間の見直しを求めていくとしている。

 事業内容は種苗や肥料、農薬などの資材購入や機械レンタルなどに10㌃当たり5万~80万円、直販用のウェブサイト構築や海外の残留農薬基準への対応などには取り組みごとに同2万円、品質確保に向け厳選出荷に取り組む農家に対しては1人に1日当たり2200円を支援する。

 新型コロナの影響はパインやマンゴーなどで出ており、パインは島外へ出荷できなかったことから1玉当たりの価格が2割程度下落。マンゴーは減便した航空便を船便に切り替えて本土などへ出荷したが、輸送日数がかかることなどから品質に課題が出たという。

 同協議会は、国の承認を経て今月末ごろ正式にスタート。9月初旬に農家向けの相談・申請窓口の設置、9月中旬から10月下旬にかけて農家からの計画書の受け付け、11月初旬に交付対象者の決定、来年1月下旬には農家への交付金支払いを予定している。


2020-08-19 09:59:49
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5千円券配布+商品券販売 プレミアム付商品券事業


石垣市プレミアム付商品券事業に対し提案する会派未来の箕底用一氏(右)と後上里厚司氏=18日午後、議員協議会室

 石垣市議会与党会派「未来」の箕底用一、後上里厚司両氏は18日、議員協議会室で会見し、新型コロナ経済対策プレミアム付商品券事業について①市民1人につき一律5000円券を無償配布する②市民1人につき5000円券を2500円で販売し、5000円券を最大2セット購入可能とするーよう提案した。

 ①は地元の個人・中小事業所を対象とする応援業種型に限定して使用。②は半額を大型スーパーなど共通店型で使え、応援業種型では全額利用可。いずれの商品券も500円券の10枚つづり。

 財源は国庫補助金の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金。当局側は2億7000万円(実質2億5000万円)を予定しているが、未来は同交付金をさらに2億5000万円上乗せするよう提案。総額5億円で7億5000万円の経済効果を見込む。

 未来は13日の臨時議会で市提案の商品券事業に反対した。

 箕底氏らは会見で「趣旨は理解するが、中身に反対した。今回、市に提案するので市民にも理解してもらいたい」として提案内容を説明。

 「市民1人に一律5000円券を配布すれば、2億5000万円の交付金が確実に受けられ、確実に市場に出まわる。さらに5000円券を2500円で販売すれば、市民も買いやすくなる。そのほうが実効性も経済効果もある」と話した。

 市によると、交付金は実績に応じて配分される仕組み。2回目の配分予定額は約6億8000円で、すでに実施済みもあり、9月定例会で他事業に充てる予定という。


2020-08-19 09:55:48
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修学旅行の方針見直し 中学校、来年度に延期を 小学校、行き先を郡内に

 新型コロナウイルスの全国的な感染拡大を受け、石垣市教育委員会(石垣安志教育長)は17日までに、今年度の修学旅行について▽中学校の県外旅行は来年度に延期する▽小学校の県内旅行は市内、郡内への予定地変更や日帰りを推奨する―などとする方針を各校に5日付で通知した。

 市教委は文科省の方針に基づき、修学旅行を実施する方向で調整を進めるよう学校に要請していたが、新型コロナウイルス収束の見通しがつかない現状に鑑み、「生徒、教職員の安心安全を確保することが困難」と判断。より安全性の高い時期、場所での実施に方針を変更した。

 中学校の修学旅行は、おおむね県外を行き先とし、2学年時に実施するところが多い。市教委は、県外を行き先とする場合は3学年時へ延期するよう求めているが、旅行先を県内の非感染流行地域に変更する場合は今年度実施を認める。

 キャンセル料については、出発前21日までに旅行を延期・中止した場合は、旅行業者に支払う必要のある経費を市教委が負担する。それ以降の中止・延期は、個人負担の旅行費のうち中学生なら2割、小学生なら5割を市教委が負担する。

 郡外から帰島したあと1週間出席停止とする措置については「修学旅行は学校管理のもと行うので適用しない」としている。

 市内のある小学校は、旅行先を沖縄本島から西表島に変更することも検討していたが、西表で感染が確認されたことを受け、石垣島内の旅行に傾いているという。校長は「しかし学年全員入るホテルを予算内で確保できるかどうか」と頭を悩ませる。

 市教委によると、旅行費の補助として、中学校には生徒1人につき上限5万円、小学校には児童1人につき上限1万7000円の宿泊・移動費の合計金額を保証する。

 一方、行き先や日程を分けて実施する形式の分散旅行について、市教委の担当者は「公平に体験を共有するという修学旅行の趣旨とはずれるが、手段の一つとして有りだと思う」と話した。


2020-08-18 09:48:18
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2学期がスタート コロナ禍、マスクで登校


約2週間ぶりに級友とのおしゃべりを楽しむ児童ら=17日午前、大浜小学校

 石垣市立小中学校の2学期が17日、始まった。新型コロナウイルスの影響で短くなった16日間の夏休みを終え、児童らはそれぞれリフレッシュした表情で級友と再会。マスク越しの笑顔を見せた。竹富町の小中学校は20日、与那国町の小中学校は24日、海星小学校は25日に始業式。

 このうち大浜小学校(浦崎喬校長、327人)では午前8時15分に式を開始。感染予防の一環として、全校集会は行わず、各教室のテレビで浦崎校長と大島千佳児童会長(6年)のあいさつのビデオを流した。

 仁村優義君(6年)は「公園に行かないようにと大人から言われていたのであまり外で遊べなかったけど、家族との交流が増えたのはよかった」、前津乙絢(てぃあ)さん(同)は「宿題が休みの短さのわりに少し多かったけど、家の手伝いをしたりしてリフレッシュできた。(2学期に)運動会があるのか気になっている」と話した。


2020-08-18 09:45:04
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