沖縄歴史文化研究会

琉球の歴史、文化、首里城など幅広く沖縄について学んでいます
八重山毎日新聞社
(c)

3市町、連休前に対策強化 新型コロナ感染防止


手荷物受取所から到着ロビーに出る観光客。サーモグラフィーで体温をチェックされる=17日午後、南ぬ島石垣空港

 22日から実施される国のGoToトラベルキャンペーンと23日から突入する4連休を前に、八重山3市町が新型コロナウイルス感染防止対策の強化を図っている。このうち石垣市は17日夕、市民会館中ホールで観光関連業界代表者との会議を持ち、空港と港での水際対策や宿泊施設での健康チェック、観光客へのマスク着用など感染症対策の徹底を確認した。

 航空会社のうち日本トランスオーシャン航空(JTA)広報によると、23日からの連休中の予約率は南ぬ島石垣空港着の那覇、羽田、関西の主要路線で60%弱。連休初日は予約率90%弱の路線もあるという。期間中、4000人弱の入り込みを見込んでいる。市内のある中規模ホテルによると、予約率は8割と好調。

 ただ、東京都内の新型コロナ感染拡大と「GoToトラベルキャンペーン」から東京発着除外を受け、予約の勢いは止まった。別のリゾートホテルによると、キャンセルも出始めているという。

 入域者への水際対策では、石垣空港と与那国空港に県がサーモグラフィーを設けており、竹富町の玄関口ユーグレナ石垣港離島ターミナルでは町が検温を実施している。

 市は、石垣空港に職員2人を配置して旅行者健康相談所を設置しており、37.5以上の発熱が確認された観光客らに対し、市条例に基づき▽氏名、連絡先、宿泊先の情報提供▽県立八重山病院での受診(PCR検査、抗原検査)▽厚生労働省新型コロナウイルス接触確認アプリへの利用登録ーなどを求める。

 石垣空港には県が22日をメドに旅行者専用相談センター(TACO)八重山分室(仮称)を開設し、市の業務を引き継ぐ。中山義隆市長は会議で「7月中は市職員を貼り付けて同じ体制をとれるようにする」と説明した。

 発熱者が確認されると、石垣空港では市職員が、離島ターミナルでは町職員がそれぞれ専用車両で八病院まで移送する。移送を拒否された場合、町はスマートフォンに町独自の1週間健康観察システムを登録するよう協力を求める。

 八病院でのPCR検査は平日午後2時までに検体を採取すれば、即日に結果が判明する。午後2時以降と土日祝日については、30分で結果が出る抗原検査での対応が可能。八病院は取材に「必要に応じて対応する」としている。

 会議では、出席者から「マスクを着用していない観光客がかなりいる」と対応を求める声があった。市側は、マスク着用を求める日本語・英語・中国語の石垣市発行貼り紙を用意しており、店舗入口などに掲示・活用するよう促した。

 中山市長は冒頭、「6月の観光客受け入れ再開後、客の流れが戻りつつある中、マスクをしていない人が見受けられ、飲食店で密が発生しているなど、一部で気のゆるみが感じられる。これまでの努力が水の泡になりかねない。島全体で取り組む体制をとりたい」として協力を求めた。


2020-07-18 09:21:21
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36591/

健全なスマホの使い方を 研究する民間団体を発足


「八重山地区子どものスマホ・スマイル協議会」について説明する高宮城修会長(右)。左は吉濱剛副会長=17日午後、八重山教育事務所

 スマートフォンやゲームとの健全な付き合い方について情報共有、研究する民間団体「八重山地区子どものスマホ・スマイル協議会」(高宮城修会長)が17日、発足した。郡内教育関係者や児童生徒の保護者などが所属。子どもの心と体に悪影響を与えないスマホの使い方などについて意見を交わし、それぞれの家庭に合った形の運用方法を考えていく。

 講演会や認定インストラクターの養成も計画しており、高宮城会長は「子どもたちが笑顔でいられるスマホとの付き合い方を大人みんなで考えていきたい」と語った。

 ゲーム障害やネットいじめなどスマホを介した子どもたちの問題について啓発活動を県内で行っている「ネットいじめパトロール隊」の高宮城氏が、地域の保護者らの要望を受けて立ち上げた。元校長の吉濱剛氏が副会長を務める。17日午後、八重山教育事務所で記者会見した。

 高宮城会長は、スマホの不適切な運用がゲーム依存や生活習慣の乱れなどさまざまな問題につながっている例を紹介しつつ「それぞれのケースを見ていくと、スマホが悪いのではなく、家庭でのやり方、取り決めが原因であることが多い」と指摘。「合ったやり方は家庭によって違う。ルールを押し付けるのではなく、情報共有し、それぞれの家庭にあったやり方を考える場にしたい」と語った。

 同協議会は多くの保護者の参加を呼び掛けている。問い合わせは事務局(細井さん090ー1007ー1615)まで


2020-07-18 09:11:52
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36590/

打った瞬間、ファウルと思った。でもフェア…

 打った瞬間、ファウルと思った。でもフェアグラウンドに入りそう。慌てて走った。そのとき、足に異変が
去る11、12日に具志川野球場で行われた第72回夏季軟式野球中央大会成年の部に、八重山代表チームの一員として出場した。普段、運動していないので体力不足は自覚している。だからウオーミングアップを行うときは、体力を消耗しないようストレッチ体操とキャッチボールで済ます。いずれも軽く。八重山地区大会からそう
中央大会当日は炎天下。守備は右翼。攻守交代だけでも息が切れる。一打席目は三振。二打席目は満塁から四球で打点。そして回ってきた3打席目は2死無塁。ストライク2まで待つしかない。とにかく相手投手に投げさせる。九番の役割だ
何度かカットして粘った末、ふらふらと挙がった打球は一塁後方へ。振り遅れた感覚からファウルと思った。ところが、ラインぎりぎり。とっさに一塁に駆け出すと、右足ふくらはぎに痛みが走った
帰島後、家族に報告すると、野球経験のある息子から「打ったらまず走らんといけん。監督がいつも言っていたど」と言われた。打った瞬間に走るという意識があれば、こんなことにならなかった
診断の結果、肉離れ。気のゆるみと運動不足が招いた結果だった。(比嘉盛友)


2020-07-18 09:10:10
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36589/

「Go To トラベル」 3首長、観光客急増の不安


月別八重山入域観光客数

 政府の旅行需要喚起策「Go To トラベル」をめぐり、受け入れ地となる八重山の3首長も急激に観光客が増えるのではないかと不安を抱いている。中山義隆石垣市長は「当初の予定通り8月くらいがいいと思う」、西大舛高旬竹富町長は「落ち着いた時期や特効薬が開発されて開始してもいいのでは」とそれぞれ実施時期を疑問視、外間守吉与那国町長は「感染度の低いところから来てもらいたい」と要望する。

 ことしの八重山入域観光客数は、2月から新型コロナの影響が出始めた。前年比で2月は12・9%減、3月は38・2%減、4月は89・3%減、5月は95・7%減となった。八重山3市町は6月から観光客受け入れを再開し、ホテルなど観光関連施設での感染防止対策を徹底しながら徐々に回復させる取り組みを展開中だ。

 中山市長は「ホテルや飲食店などには市独自の感染防止対策に協力してもらい、徐々に回復させようとしているので、Go To トラベルで一気に増えることは好ましくない。対策が間に合わなくなる。当初の予定通り8月に入ってからではいいのではないか。市民の命を守ることが大切なので市としてバランスをとってやっていくしかない」と話す。

 23日からの4連休に向け、市は17日夕、市民会館中ホールで観光関連業界代表者を対象に、週明けの20日には大ホールで対象者を拡大した会議をそれぞれ開き、感染症対策を確認する。

 西大舛町長は「医療体制が十分に整っていない上、各地域では豊年祭を縮小するなど地域行事にも影響が出ている中、感染地域から多くの観光客を受け入れるという判断はどうかと思う」と首をかしげる。

 4連休への対応についてはユーグレナ石垣港離島ターミナルで乗船客を対象に行っている検温体制を強化する考え。「37・5度以上の発熱者がみつかれば、同意を得て専用車両で八重山病院に搬送し、感染の有無を確かめる検査をさせたい。現在、準備を進めている」と述べた。

 外間町長は「関東圏以外の人に利活用してほしい。感染度が低い所を歓迎したい」と限定した地域からの旅行を促し、「離島は新型コロナで惨憺(さんたん)たる状態。島に閉塞(へいそく)感が出て4カ月になる。観光客の予約も入ってきており、水を差すことはできないので観光客には事前に検温して来島を。行き当たりばったりでは困る」と望んだ。


2020-07-17 10:01:12
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36588/

ライフジャケット着用PR 海の事故ゼロキャンペーン


具志堅用高像にライフジャケットを付ける右から増田部長と辻野支部長=16日午前、石垣港離島ターミナル

 「海難ゼロへの願い」をスローガンに、石垣海上保安部(増田克樹部長)と海上保安協会八重山支部(辻野ヒロ子支部長)の共催で「令和2年度海の事故ゼロキャンペーン」が16日から始まった。31日まで。

 初日は、ユーグレナ石垣港離島ターミナルで「具志堅用高像」へのライフジャケット着衣式を行い、海難事故防止をPRした。

 同キャンペーンは▽小型船舶の海難防止▽見張りの徹底と船舶間のコミュニケーション促進▽ライフジャケットの常時着用等事故救命策の確保▽荒天時における走錨等に起因する事故の防止ーの4点を掲げ、安全推進活動を実施していく。

 増田部長は「新型コロナの影響で観光客が減ることが予想されるが、客層の変化などにも柔軟に対応し、事故防止を啓発していきたい」と話した。

 辻野支部長は「夏のレジャーシーズンに入るので、ルール順守を徹底して、海の事故ゼロと海難防止を推進していきたい」と話した。

 29日には野底小学校で安全教室を開催する予定。


2020-07-17 09:58:05
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36587/

きょう市立図書館再開 システム更新


新型コロナウイルス感染防止対策として、返却された図書を消毒する職員。再開後も継続される=5月19日、市立図書館

 コンピューターシステムの更新で16日まで11日間休館していた石垣市立図書館(久原道代館長)が17日、再開する。システム更新で▽対面でしかできなかった貸し出し延長手続きがウェブ上でできる▽貸し出し中でない本の予約ーができるようになった。新型コロナウイルスの第2波の際にも貸し出しを続けられるようにする狙いがある。

 同館は、4月からの小中学校休校に伴い、5月中旬まで臨時休館や貸し出しのみの対応といった新型コロナ対策を取ってきた。通常に近い開館に戻った6月も利用者数は伸び悩み、平年同月より1000人以上減少、3442人だった。

 ただ、利用者数の減少は新型コロナによる影響だけではない。年間利用者数は2015年度の5万5114人から毎年、200〜1000人減少している。

 この事態に久原館長は「新型コロナをきっかけに、図書館離れや活字離れに拍車がかかるのでは」と不安視しており、新しい生活様式に合った図書館の在り方を模索している。

 貸し出し係によると、新型コロナ流行以降、長編小説や感染症関連の本の貸し出しが伸びている一方で、実用書や郷土資料関係の貸し出しは減少傾向にあるという。同館は、新型コロナ関連書籍の特設コーナーを設けるなど、利用者の需要の変化に応じた工夫をしている。


2020-07-17 09:54:49
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36586/

郷友会などで修復目指す 忘勿石之碑準備委が確認


台風の影響で板面が剥離した忘勿石之碑(左)=6月1日、南風見田海岸

 【西表】昨年9月の台風18号で破損した西表島南風見田海岸の忘勿石之碑を復元しようと、有志らが動きだしている。ことし3月に期成会準備委員会(内原勲会長)を立ち上げ協議を重ねた結果、石垣在波照間郷友会と西表東部在波照間郷友会、波照間公民館の3者で修復を目指す方向性を確認した。準備委は施工方法や資金調達に向けた募金・クラウドファンディング(CF)活用などの素案をまとめ、郷友会員と波照間、西表東部の住民に説明会を開き、合意形成を経て具体的な活動を展開する方針だ。

 準備委員会は12日午後、八重山平和祈念館で4回目の会議を開き、施工と募金、記念誌(記録保存)編集の各専門委員会を設置し、具体的な計画を作成することを決めた。

 同碑の銘板は1994年8月にも台風被害で割れており、準備委によると、銘板破損は今回で2度目。今後も台風による破損が予想されるため、銘板部分の移転が検討されており、第4回会議では、海岸近くにある遊歩道の駐車場(町有地)への移転について話し合った。委員からは「今後も台風で刻銘板が剥がれるかもしれない。安全な駐車場に移せば壊れるリスクも減るのでは」との意見が出た。

 これについて竹富町世界遺産推進室は取材に「駐車場は一括交付金で整備したため、事業外目的の可能性も出てくる。関係機関と調整が必要になるだろう」と述べた。

 92年8月の同碑建立当時に期成会事務局長として携わった内原会長は「子どもたちに戦争マラリアの史実を継承し平和教育に資するため早い段階で整備したいが、着工時期は未定。課題を整理して関係者の協力を得て実行していきたい」と決意をみせた。

 一方、準備委は波照間島にも戦没者慰霊碑の建立を検討。「波照間島にはマラリア犠牲者552人、戦死41人の御霊を慰める石碑も必要ではないか」との声があった。

 忘勿石之碑は、太平洋戦争末期1945年に軍命で波照間島から南風見田地区に強制疎開させられ、マラリアなどで亡くなった犠牲者の冥福を祈るため西表東部在波照間郷友会を中心に建立。現在、忘勿石之碑保存会が管理をしているが、会の活動が弱体化しているため修復に向けた組織化が急務だった。


2020-07-16 09:16:10
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36585/

6月熱中症 石垣市内の搬送11人


7月も気温の高い日が続くとみられ、適切なマスク使用が必要になっている=13日午後、市内登野城

 6月に熱中症で救急搬送された人が石垣市内で11人と前年同月の6人から倍増していることが石垣市消防本部(新城剛消防長)への取材で分かった。特に60歳以上の高齢者が8人と全体の73%を占めた。消防は、急な気温の上昇で高齢者がうまく水分を補給できなかったことを発症の一因としている。沖縄地方気象台発表の16日以降の週間予報では気温の高い状態が続くため、健康管理に注意するよう呼び掛けている。

 消防によると、年代別では20代1人。50代2人、60代4人、70代1人、80代3人。男女別では男性8人、女性3人だった。なかには就業中に熱中症を発症した人もいた。

 過去2年の6月の熱中症搬送者をみると、2018年は3件、19年は6件だった。ことしは平年より気温が高くなったことが影響しているとみられる。石垣島気象台によると、6月の平均気温は石垣、西表、与那国で29.2〜29.6度と平年より1.6〜1.9度も高かった。

 消防は、新型コロナウイルス感染予防で着用するマスクと熱中症リスクの関係性について「自宅などマスクを着用していないケースも多かったため、因果性は低いと考える」との見解を示した。

 厚生労働省は、高温や多湿といった環境下でのマスク着用が熱中症リスクを高めるとし、▽屋外で人と十分な距離(少なくとも2㍍以上)が確保できる場合にはマスクをはずす▽マスクを着用する場合には強い負荷の作業や運動は避け、こまめに水分補給を心がける▽周囲の人との距離を十分にとれる場所でマスクを一時的にはずして休憩することも必要ーと予防策を出している。

 例年、八重山の熱中症患者の動向について八重山保健所が取りまとめて公表しているが、新型コロナウイルス感染症への対策を優先するため、今年度は熱中症患者の調査を行っていない。

 総務省消防庁の依頼に基づき、県防災危機管理課が、県内18消防本部を対象に行っている熱中症の救急搬送人員調査をホームページ上で月単位の速報値として公表している。


2020-07-16 09:08:46
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36584/

九州地方を中心に各地で記録的な大雨による…

 九州地方を中心に各地で記録的な大雨による被害が相次いでいる。河川からあふれた水が住宅街に流れ込み、多くの世帯が茶色の水につかった
特に62人の死者を出した熊本県では、暴れ川と言われる球磨川が氾濫し、濁流が街を飲み込み、鉄橋を押し流した。水は住宅の2階にまで達し、屋根だけを残し街が茶色い水につかる映像は言葉を失う
現在は、復旧作業が行われているが、新型コロナウイルスの影響で、ボランティアを県外から受け入れできず、その数が不足しているという。こんな所にも新型コロナが追い打ちをかけているようだ
大雨をもたらした原因が「線状降水帯」。最近良く耳にする言葉だ。同じ場所で積乱雲が次々と発生して帯状に連なる現象。数時間にわたり同じ場所に停滞し、大雨をもたらす。気象庁によると、台風の雨を除き国内で起きた集中豪雨の3分の2が同現象の発生によるもの
国内では川沿いに街が広がるために一度川が増水するとたちまち浸水被害が出る。かといって山すそに住むと今度は土砂崩れに見舞われる。自然災害は常に隣り合わせということか
石垣市内でも雨量が一定量を超えると決まった場所で冠水する。既存の排水路では雨量をはけなくなっている。大雨被害を繰り返さないために、対策を急ぐべきだ。(下野宏一)


2020-07-16 09:05:55
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36583/

23年度に平久保まで送水 完了28年度に延長へ


国営かんがい排水事業石垣島地区は平久保までの送水路延伸に向けて、今年度は大浦川地区送水路の設計等に取り組む=(同事業所提供画像を一部加工)

 2014年度から石垣島国営土地改良事業を実施している沖縄総合事務局石垣島農業水利事業所は、2020年度までに大里・星野地区への通水、23年度までに平久保地域への送水が可能となるよう整備を進めている。工事工程を精査した結果、事業完了予定を25年度から28年度に延長した。底原ダム堤体南側に整備した太陽光発電施設は4月から運用を開始している。14日、市健康福祉センターで開かれた石垣島国営土地改良事業推進協議会(会長・中山義隆市長)の総会で報告した。

 国営事業は、北西部の水源未整備地域に農業用水を供給するため、底原ダムと真栄里ダムの農業用水を名蔵ダムと大浦ダムに補給する「ダム間送水」を行うのが特徴。名蔵3号幹線水路は今年度中に川平公園東の交差点まで伸ばす。北部地域へ延伸中の送水路は、大浦川地区の設計に向け取り組んでいる。ほかに老朽化したパイプラインや部品を取り換える改修を実施中だ。55㌔㍍を実施中。

 総事業費は281億円で、20年度は25億5000万円。これまでに投入した費用は今年度分を含め118億9300万円になる見通しだ。今年度は、前年度に引き続き老朽化したパイプラインの更新工事として平喜名左岸と右岸の送水路、二叉送水の工事を実施する。平久保送水路、名蔵3号幹線水路の延伸工事も進めている。  

 ほ場の区画整理や末端の用水路などについては関連事業の県営、市営の両事業で行う。20年度では県営7地区352.2㌶、市営5地区74・5㌶の計426.7ヘクタールでかんがい施設などを整備する。事業費は計106億円余りを予定する。

 総会では国へ送付する要請書を確認。例年は中山市長ら役員が関係省庁を訪ねて予算確保を要請するが、今年度は新型コロナウイルスの影響で書類送付のみとする。「どのような事業を行っているのか、農家に丁寧に説明することが必要」と指摘する声もあった。


2020-07-15 09:46:09
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36582/

オムツやシャツ被災地へ 米盛さん、熊本豪雨の支援募る


応援する会を立ち上げ、オムツやTシャツの寄付を求める米盛さん=14日、市内大川

 豪雨被害にあった熊本県人吉市の被災者を援助しようと米盛佳織さん(49)=新川=が個人で「人吉コミュニティ事務局にじのおとを応援する会」を立ち上げ、オムツや生理用品、Tシャツなどの寄付を呼び掛けている。18日午後2時〜午後6時までの間、大濱信泉記念館1階ロビーで受け付ける。

 熊本県で被災した知人がボランティア活動していることを知り、支援を計画。知人と相談しながら今後不足すると思われる物資の支援を決めた。

 募集する寄付は▽オムツ(子ども用)▽生理用品▽新品下着▽新品Tシャツ▽送料の寄付―の5点。下着やTシャツ類は、新型コロナ対策のため新品限定。コンテナに積載して海上輸送するため送料も必要になる。寄付金が送料分を超えた場合は、必要な物資の購入費に充てる。

 集まった物資は人吉コミュニティ事務局にじのおと(松田亜希子代表)に送られる。輸送は21日を予定しており、熊本県には28日に届くという。

 米盛さんは「(被災者は)今後、心のケアも必要になると思う。支援が少しでも役に立てたら」と協力を求めている。問い合わせ先は米盛さん(090―3702―1351)。フェイスブックでも参加を呼び掛けている。


2020-07-15 09:42:27
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36581/

私は何でも知っている。目の前で起こって

 私は何でも知っている。目の前で起こっている現実を見ていても、見えなくなってしまったのか
米南部テキサス州の男性(30)が新型コロナウイルスに感染し、その後に死亡したニュースが心に響く。貴い人の命に関わる重い問題、事が起こって初めて知るようではダメだ!。男性がコロナ禍の中で生きる私たちに訴えているような気がしてならない
米国内は新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、既に13万5000人以上が死亡している。感染拡大が目の前で繰り広げられる実態、それでも男性は、未知なるウイルスを「でっち上げ」だと信じず、コロナ感染者が主催した「新型コロナ・パーティー」に参加して感染した
病院に収容され、死亡した男性が看護師に「私は間違いを犯したようだ」と言ったという言葉に胸が痛む。自分は若いから大丈夫だ。何にも負けない、コロナにも影響されないと考えていたのだろうか。若い世代の感染は一見、体調不良に見えないが検査すると実際は具合が悪いという
慢心せずに用心に用心を重ねよう。一日も早くコロナ禍を乗り越え、さわやかな空気を胸いっぱいに吸って、生きている幸せをかみしめよう
男性が残した大切な命のメッセージ。コロナ禍の中で、私たちに問い掛けているということを忘れたくない。(鬚川修)


2020-07-15 09:38:46
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36580/

竹富町長選 対抗馬擁立のメド立たず

 任期満了に伴う竹富町長選(8月16日投票、同17日開票)は、8月11日の告示まで1カ月を切った。現職で2期目を目指す西大舛騠旬氏(72)は6月21日に会見して出馬を表明しているが、反西大舛派による対抗馬擁立のメドは立っていない。町議の一人は「竹富町出身者も含め人選しているが、確定はしていない。一カ月を切ると、出るほうも大変。擁立を急ぎたい」と話している。

 西大舛氏に対し、町議12人のうち支持は那根操(西表祖納)、仲里俊一(同住吉)、山下義雄(同干立)三盛克美(同上原)、上盛政秀(小浜)、大久研一(同)、新田長男(竹富)、加屋本真一(波照間)の8人、不支持は渡久山康秀(西表中野)、山盛力(同豊原)、大浜修(同大原)、宮良道子(黒島)の4人。

 不支持派は西表島大原での本庁舎の早期整備を訴えている。これまでの「石垣支所」「西表大原本庁舎」という名称から「石垣庁舎」「西表庁舎」に変更され、石垣庁舎の規模(延べ床面積4702平方㍍、事業費30億円余り)も大きくなっていることから、西表庁舎が支所扱いになるのではないかと不信感を抱いているからだ。

 関係者によると、これまでに前石垣市議、元竹富町職員、元学校長、学識経験者に打診しているが、いずれも不発に終わっている。

 過去20年の町長選では、立候補者の顔ぶれは告示まで1カ月を切った後に出そろう傾向があるが、今選挙では新型コロナウイルス感染症の影響で候補者擁立に向けた動きは鈍い。町の緊急事態宣言(4月18日〜5月6日)や生活様式の変化も足かせになっているようだ。

 一方、現職支持議員らは先週末から今週にかけ、西表、鳩間、黒島を回り支持固めを進めている。

 今月20日には立候補者届出説明会が予定されており、町議の動きとは別に一部からは「説明会の状況を見て出馬を検討したい」と独自に出馬を模索する動きも出始めている。

 町の選挙人名簿登録者数は6月1日時点で3486人。島別では西表島(鳩間島、新城島含む)2022人、竹富島290人、小浜島568人、黒島195人、波照間島411人となっている。


2020-07-14 09:30:18
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36579/

給食に2件の異物混入


給食の異物混入について説明する、左からオキコ㈱石垣事業所の金城武広所長、㈱なかみちの宮良里伺代表、成底敏広石垣市学校給食センター所長、天久朝市教育部長=12日午後、市教育委員会

 石垣市教育委員会は12日、公立学校の給食で10日までに2件の異物混入があったと発表した。県学校給食会委託の業者が調理、提供したパンと米飯に金属片が混入していた。いずれも調理器具の劣化による欠片の一部。2件とも食前に発見され、児童生徒らに健康被害はなかった。調理器具はすでに撤去か修繕を終えている。

 市立学校給食センターの成底敏広所長と調理業者の代表らが市教委2階で会見して明らかにした。

 それによると、1件目は5月28日、オキコ㈱石垣事業所(金城武広所長)が製造した「あみパン」1個の表面に幅約6㍉、薄さ約1ミリの三日月形のアルミ片が付着していた。小学校の給食時間に児童が異物に気付いた。

 学校が給食センターと同社に連絡。同社は同日中に、パンを焼く際に使用する天板のかけらと特定し、天板2枚を撤去した。天板を洗浄する際に金属のヘラで削ったことが原因。今後は金属ヘラの使用を禁止、定期的な天板の目視点検を行うとしている。

 2件目は7月10日、㈱なかみち(宮良里伺代表)が製造した米飯に約3㍉の金属片2個が確認された。中学校で給食当番の生徒が米飯をよそうとした時、ご飯箱の中に異物を発見した。

 同社は、大型炊飯器の溶接部分のかけらと特定。翌日に劣化部分を除去し、再溶接を行った。夏休み期間中に炊飯器を分解して再点検し、来年1月からは新しい炊飯器を導入するとしている。

 会見で金城所長は「児童はじめ保護者、学校、給食業務に関わる皆さまに多大なご迷惑をおかけした」、宮良代表は「子どもたちの食育に関わる者として大変申し訳ないことをした」とそれぞれ謝罪した。

 1件目の異物混入確認から1カ月以上経過後の公表となった理由について市教委は、調理業者の報告書提出を待っていたと説明、「今後はすみやかに公表したい」とした。

 成底所長は「子供たちに安心安全な食の提供ができるよう努める」、天久朝市教育部長は「児童生徒の安心安全を第一に守るという観点から重く受け止めている。ご心配とご迷惑をおかけした」と述べた。

■市内中学校 異物発見、給食中止せず 

 県教委管理指導手引き 順守されず再度確認周知

 給食時間中に異物混入が確認された場合の対応について県教育委員会は「学校給食における管理・手引きの指導」で「直ちに給食を中断」するよう求めているが、市内中学校で7月10日に発生した事例では異物発見が給食開始前であったにもかかわず、給食は中断されなかった。

 市教育委員会によると、5月28日の1件目の事例では、児童がアルミ片の付着に気づいたのが給食時間終了間近だったため、給食の中断は行われなかった。

 これを受け、市教委は異物混入時の対応について各学校長に県の指導を通知していたが、7月10日の異物混入時には指導通りの対応はとられなかった。市教委は、再度確認するよう各学校長へ周知する、としている。


2020-07-14 09:29:09
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36578/

「特車」。発足間もないころの…

 「特車」。発足間もないころの自衛隊用語で「戦車」をさす。軍隊ではないという理屈、国民感情に配慮して「戦」や「軍」の字を避けた
言い換えることによってオブラートに包み、実態をあいまいにしていく。あるいは変質させる。私たちは、日本の近現代史に数々の言い換えを学んできた
実態は明らかに日中戦争であるのに満州事変に上海事変。太平洋戦争では、敗れて「退却」することを「転進」と呼び、「全滅」を「玉砕」、「占領軍」を「進駐軍」と言い表した
特筆すべきは「敗戦」を「終戦」と言い換えたことだろう。ポツダム宣言を受諾することは、敗戦を意味するにかかわらず、自らの努力によって戦争を終わりに導いたという誤てる匂いがぷんぷん。歴史を直視せず、今なお8月15日を「終戦記念日」と呼ぶ。真実は「敗戦記念日」である
自衛隊をめぐる言葉に戻れば「防衛装備品」は「武器、兵器」。ひとまとめに「護衛艦」と呼ばれる艦船群は「巡洋艦、駆逐艦、ヘリ空母、フリゲート艦」。ステルス戦闘機F35Bの搭載によって空母化する護衛艦「いずも」「かが」は、米軍強襲揚陸艦とほぼ同規模である
そして今また。「敵基地攻撃能力」を「自衛反撃能力」と言い換える。何と呼ぼうと専守防衛に反する「先制攻撃」ではないか。(慶田盛伸)


2020-07-14 09:28:13
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36577/

【速報】学校給食に金属片混入


5月28日に石垣市内の小学校の給食のパンに付着している状態で発見されたアルミニウムのかけら。削げた天板の一部だった(業者提供)

 石垣市内の公立学校で7月10までに、給食のパンや米から金属片が発見される事案が2件あった。どちらも食前に発見され、人的被害は無し。2件とも劣化した調理器具が欠け、一部が混入したことが原因で、かけらの元となった資機材は撤去、修繕済み。石垣市教育委員会が12日午後、記者会見を開き発表した。

 1件目は5月28日、石垣市内の小学校で、児童が給食の「あみパン」を食べようとしたところ、パンの表面に幅約6㍉、薄さ約1㍉の三日月形のアルミ片が付着していることに気づいた。

 学校が石垣市給食センターと委託業者へ連絡。業者は同日中に、パンを焼く際に使用する天板のかけらと特定し、天板2枚を撤去した。かけらの発生原因は、天板を洗浄する際に金属のヘラで削ったことであり、今後は金属ヘラの使用を禁止、定期的な天板の目視点検を行うとしている。

 2件目は7月10日、市内の中学校で、給食当番の生徒が米飯をよそっている最中、ご飯箱の中に、約3㍉の金属片2個を発見。調理業者が調査し、調理用の大型炊飯器の溶接部分のかけらと特定。翌日に劣化部分除去し再溶接した。再発防止のために、夏休み期間中に炊飯器を分解し再点検するほか、来年1月から新しい炊飯器を導入するとしている。

 2件とも、学校が石垣市学校給食センターへ異物混入を報告した時間が、給食終了間際、または給食終了後だったため、給食は中止されなかった。市教委は異物混入時の対応について学校に通知。どちらの事案でも健康被害はなく、他の学校から同様の報告は無かった。


2020-07-12 16:55:49
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36576/

「健康観察システム」運用へ


竹富町が11日から運用を開始した1週間健康観察システムのQRコード。読み込んで登録する(竹富町ホームページより)

 竹富町は各島を訪れる観光客などの入島者を対象に新型コロナウイルス感染防止、感染経路把握のため「1週間健康観察システム」の運用を11日から始めた。観光客らに石垣港離島ターミナル内の船舶会社窓口にあるQRコードをスマートフォンなどで読み込んでもらいシステムを登録。入島(登録)から1週間、1日1回健康状態を確認するアンケートをショートメールで送り、回答してもらう。そこで感染疑いの症状があれば電話で追加質問し、医療機関につなげることも出てくる。情報は行政機関で共有し濃厚接触者の特定につなげ感染拡大を防ぐ。

 健康観察システムの登録手順は①QRコードをスマホやタブレットのカメラで読み込む②電話番号入力③プライバシーポリシーへの同意④ショートメールに届いた確認コードを入力⑤登録完了|。

 疫学的調査のため収集データは、電話番号、居住している住所、アンケート回答結果のみ。電話番号はシステムへのログイン、ショートメッセージサービスの送信先や行政機関からの連絡先として利用する。実際の運用はシステムを開発した民間事業者に委託して行う。

 町内の県立・町立診療所には、医師と看護師1人ずつしかおらず、県立八重山病院が導入しているPCR検査装置、抗原検査キットもない。加えて、医師が二次感染のリスクを負わないよう検体採取も未実施。八重山保健所は▽コロナ流行地域に渡航歴有り▽流行地域への渡航者と接触した▽感染者と接触していることが明らかに断定されている|のいずれかに該当する人が島で発症し、診療所医師の疑似症診断があれば島から移送する方針。7月10日時点で疑似症例はないが、石垣市で確認された5例目のように、発症前の人や無症状者が無意識のうちにウイルスを持ち込み島を離れ、島内で集団感染が発生するケースも予想される。

 町内では最終宿泊日から3日以内(チェックアウト日を含む)に体調に異変があった人は、竹富町へ状態を自己申告してもらっており、今回のシステム導入で感染経路の特定や感染防止策を強化させる。


2020-07-12 05:00:20
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36575/

新型コロナ 第2波備え、対策に力


東運輸は路線バスの運転席にビニールシートを設置。席も減らすなど感染症対策を行っている=11日午後、同社バスターミナル内

 東京都での新型コロナウイルス感染拡大を受け、石垣市内の公共交通機関やレンタカー業でも第2波に備え、対策に力を入れている。バス会社では既存の対策に加え、運転席に透明のビニールシートを設置。タクシー会社では電子決済が客との接触減に貢献し、レンタカー業も車内の除菌に時間を費やし対策している。

■「密」で次発乗車も

 東運輸㈱(松原栄松代表取締役社長)は6月、日本バス協会のガイドラインを参考に、自社でガイドラインを作成して対策。

 指針に基づき、車内の消毒や、運転席と後部座席の窓を開けて外気を通すなど対策。また、運転席付近の客席2席は運転手と距離を保つため利用禁止にした。立ち乗り客同士の間隔が2㍍以上を保てなくなると「密」と判断し、新規利用者を次発バスに乗るよう促すこともある。

 7月に入り首都圏で感染拡大したことで、運転席にビニールシートを設置。今後、第2波に備えて全車両で設置が完了する。

■電子決済が一役

 タクシー会社の先島交通㈱(玉城榮一代表取締役)でもガイドラインに基づき、乗客送迎後の除菌や換気を徹底。除菌はシートやドアノブなど客が触った部分を除菌スプレーなどで消毒。運転手も手指消毒する。

 また、全車両47台にキャッシュレス決済を導入しており、客と金銭授受の接触が減ったことで結果的にコロナ対策として一役買っている。

 同社は、市内4人目のコロナ感染者を知らずに乗せたことがあり、友利彰統括運行管理者は「すでに無症状の感染者がいるのでは、という不安がある。予防に万全を期すしかない」と話した。

■清掃時間2倍に

 レンタカー会社を経営する㈱SMILE(仲大盛航代表取締役)では7月に入り利用者が増加傾向に。保有レンタカー80台中、常時20台ほど利用されている。

 車両返却時は、洗車と除菌を実施。通常、1台当り10〜15分の時間で清掃終了だが、除菌作業が入り時間は約2倍に。客が契約書でサインするペンも消毒の対象だ。

 また、車両の返却が増え、事務所が密になる午後4〜6時の時間帯は、感染対策のため事務所内の冷房を停止。窓を開け換気し、スタッフは文字通り汗を流して働く。仲大盛代表は「書き入れ時なので、万全の対策を取るしかない」と強調した。


2020-07-12 05:00:10
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36574/

7月から買い物では…

 7月から買い物ではマイバッグの所持を確認され、持っていないと袋を買わされることに。ポイ捨てから海洋汚染に至るまで地球上のプラスチックごみの削減を国が音頭をとって進める施策
残念なのは、これだけ予告期間があったのに、有料で提供される袋が自然に還る植物由来の素材でできたエコタイプでなく、いまだ石油系のプラスチック製が含まれていること。これらは今後、マイバッグ持参でいくらか使用量を減らせると思うが捨てられればこれまでと同じ汚染の元
世界では、再生産可能の原料で自然に風化、分解し環境に還る袋や容器、ストローなどが開発利用されはじめている。国は、なぜこの機会に国内でこれらの製品の製造、量産、採用を推進し用意しなかったのか
ともあれ、急ぎの課題はコロナ感染防止マスク着用同様、買い物時のマイバッグ携帯の習慣化。この習慣はなんとしてでも身に付けたい
スーパーやコンビニにはしばらく鬼になってもらい、チューインガムやビールひとつの客にも不携帯の場合は必ずエコバッグ販売を義務付ける。客は数円の有料袋でなく割高なエコバッグを都度買わされてはたまらない、常に持ち歩かざるを得なくなるはず
首相もポケット型エコバッグを全国民に配った方が国際的な評価も上がったのでは。(仲間清隆)


2020-07-12 05:00:00
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36573/

新型コロナ どうする修学旅行 判断に頭悩ませる


昨年の修学旅行で長崎県の平和公園を訪れる石垣第二中学校の生徒ら=(同校提供)

 新型コロナウイルス感染症の流行が東京や九州でぶり返しを見せる中、郡内の小中学校が修学旅行の実施を巡り頭を悩ませている。文部科学省は基本的に実施の方向で調整するよう求めている。条件を満たせば延期に伴うキャンセル料を支援するとしているが、まだ条件の詳細は明示されていない。特に旅行先が県外となっている中学校では判断に苦しんでいる。

 郡内の中学校では、2学年時の主に10月ごろから1月ごろにかけ、関西や九州を行き先とするケースが多い。キャンセル料金の発生を避けるためには、学校側は2、3カ月前に旅行会社へ中止や延期などの意向を伝えなければならないという。

 石垣市内のある中学校長は「文科省や市教育委員会は、実施の方向で調整するようにと言うが、旅行直前に予定地で感染状況が悪化するなど、土壇場で中止や延期にせざるを得なくなった場合、補償はあるのか。キャンセル料について各学校の不利益になるようでは困る」と不安顔だ。

 与那国町の久部良中と与那国中は、郡内で唯一国外の台湾行きを予定している。このうち10月予定の久部良中は来週中の判断を迫られており、宮良篤校長は「行き先を国内県外に変えるか、延期か中止か。与那国だからこその台湾旅行なので、なんとか行かせてあげたいが」と頭を抱えている。

 石垣中では1月末、2年生約200人が京都、奈良での旅行を計画するが、今年度に実施できなかった場合、来年度への繰り越しも選択肢に入れている。市教委は「来年度実施となった場合も、補助金は繰り越して活用できる」としているが、3年生での修学旅行実施は高校受験への影響というデメリットもある。

 郡内小学校では、主に6年生を対象とする沖縄本島旅行が多いが、米軍関係者に感染が拡大するなど厳しい状況になりつつあるため、宮古島など行き先変更を検討している学校もある。

 一方、3市町教委のうち市教委は現在、生徒が県をまたいで移動した場合に1週間の出席停止とする措置をとっている。2学期以降も継続した場合、修学旅行から帰島した児童生徒全員が1週間の出席停止に。同措置を継続するか、修学旅行の自粛を求めるかなど今後の対応について検討を重ねている。


2020-07-11 09:43:16
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36572/

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