沖縄歴史文化研究会

琉球の歴史、文化、首里城など幅広く沖縄について学んでいます
八重山毎日新聞社
(c)

融資額、過去最大111億円 沖縄公庫八重山支店


沖縄公庫新型コロナ関連融資実績(県内)

 沖縄振興開発金融公庫八重山支店(前村司支店長)は3日、同支店の新型コロナウイルス関連特別相談窓口の状況を公表した。八重山管内の新型コロナウイルス感染症特別貸付は、6月28日時点で申し込み594件中、583件で融資が決定。融資額は111億円となり、同支店の年間融資額としても過去最大となる。

 同支店ではことし1月27日に新型コロナの相談窓口を設置。全国的に感染拡大が本格化し、国・石垣市が緊急事態宣言を発令した4月から相談が急増した。事業所の運転資金に関する融資が多く、建設業、マリンレジャー業、牛の肥育農家、デイサービスなど幅広い業種から融資相談を受けた。

 約600件の申し込みのうち融資決定までの進捗率は98%。116億円分の申し込みがあり、111億円の融資が決定した。同支店の19年度の年間融資額は約57億円。今年度は6月末時点で前年度実績を上回った。

 一方、コロナ関連での県内実績は申し込み9675件中、8807件(進捗率91%)で融資決定。融資決定額は1661億円に上る。融資の条件変更は1838件の申し込みがあり、1815件(同99%)で実行した。

 業種別融資決定実績では▽宿泊・飲食32%▽卸売業・小売業16%▽生活関連・娯楽業14%ーなどの内訳。八重山管内でも同様の割合という。貸付金額では、3000万円未満が全体の78%を占めた。

 また、同公庫のセーフティネット関連融資の契約累計は▽新型コロナ7122件(20年1月27日〜6月28日現在)▽東日本大震災424件(11年3月〜継続中)▽リーマンショック347件(08年9月〜14年9月)ーとなっており、コロナの影響が広範囲に出ていることが分かる。

 前村支店長は「申し込みはピーク時より落ち着いたが、東京都で(感染者が)増えているので予断を許さない」と現状を述べ、「コロナが長期化すると資金繰りに影響する。いつでも対応できるようにしたい」と話した。

 同公庫は20年度の2次補正予算で、当初予算1591億円の7.2倍となる1兆1555億円の増額補正、コロナ2〜3波の対応を想定している。


2020-07-04 10:01:11
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36550/

犠牲者追悼し恒久平和願う 尖閣列島戦時遭難死没者


尖閣列島戦時遭難死没者の冥福を祈る参列者ら=3日午後、尖閣列島戦時遭難死没者慰霊之碑

 尖閣列島戦時遭難死没者慰霊祭(尖閣列島戦時遭難者遺族会主催)が3日午後、石垣市新川舟蔵の慰霊之碑前で執り行われた。新型コロナウイルス感染防止のため規模を縮小。役員の遺族ら12人が参列し、無念の死を遂げた犠牲者を追悼し、恒久平和を願った。

 慰霊祭は2002年から開催しており、ことしで19年目。新型コロナの影響で中断も検討したが、「ひとたび中断すると、慰霊祭が継続できなくなるのではないか」との危機感から規模を縮小してでも開催することを決めた。

 住職による読経の後、参列者が焼香し手を合わせた。玻名城健雄会長(73)は「会員が年をとり、少なくなっているが、戦後75年の節目に開催したいという役員の気持ちがあった。来年は会員、来賓を招き、この日を迎えたい」と述べた。

 石垣市の尖閣諸島字名変更に対する台湾、中国の反発など尖閣諸島をめぐる情勢について玻名城会長は取材に「国際問題になると困る。遺族会としてはこういう問題にはタッチしない」と話した。

 死没者のうち、知名チヨさん(当時29)は清子さん(同12)、ヨネ子さん(同4)、定次ちゃん(同1)子ども3人とともに夫・定喜さん(享年61)のいる台湾にと乗船し、4人全員が犠牲になった。

 定喜さんはその後、豊子さん(享年100歳)と再婚し、6人の子どもに恵まれた。その長女の崎村サヨ子さん(71)=浦添市=は母の遺言を受け毎年参列している。

 崎村さんは「母も参列していた。遺言で子や孫、ひ孫の代まで続けてほしいと言われた。来年は娘家族も連れてきたい。父も喜んでくれていると思う」と話した。

 同事件は1945年7月3日、計180人余りを乗せた疎開船の第一千早丸、第五千早丸が米軍機の機銃掃射を受け、第五千早丸が沈没、銃撃死や溺死で犠牲者が出た。慰霊之碑には80人の名前が刻まれている。生存者は魚釣島で約1カ月の遭難生活を強いられ、餓死者も出た。遭難者の一部が小舟で石垣島に渡って救助を要請、その後、救出された。


2020-07-04 09:57:21
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36549/

「言葉と事実」と題する解説文が小学校5年…

 「言葉と事実」と題する解説文が小学校5年の国語教科書に掲載されている。心理学者の福沢周亮さん(1933ー2018年)が書いたもの。その授業を参観する機会があった
まず、羊番の少年が「大変だ、おおかみが来た」と何度もウソをついたため、本当のおおかみが出てきたときに誰も助けに行かなかったという「うそつき少年」を紹介
この事例をもとに、二段落で「事実と結びつかない言葉を何回も使ったので、村の人たちから、少年の言葉は信用できないと思われてしまった」と解説、「言葉は事実と結び付けて使うことが大切です」と結ぶ
ところが次の段落で「では言葉は事実と結びついていれば、どんな言葉を使っても同じように受け取られるでしょうか」と問題提起。「同じ事実と結びついていても、それを伝える人によって、使う言葉がちがってくることがあるのです」。どんな場合があるか。そこでチャイムが鳴った
続きを確認すると、1組と2組のリレーの結果を学級新聞がどう伝えているかを取り上げていた。見出しは「大勝利」「快勝」「おしくも敗れる」の3通り
事実は同じでも、伝える人の視点や立場によって言葉が違ってくる。子どもたちはメディアリテラシーを学んでいる。頼もしいかぎりである。(比嘉盛友)


2020-07-04 09:55:27
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36548/

観光業8割が営業再開 竹富島も受け入れ本格化


竹富島の観光業再開が本格化している。水牛車観光は観光客の注目を集め、道行く人が記念写真を撮る姿もみられた=2日午前、竹富島

 八重山3市町が6月に観光客受け入れを再開して1カ月がたった。航空路線では本土直行便が復活し入域観光客数も増加、各事業所で観光客を“おもてなし”している。3市町の観光協会によると会員企業の営業再開率は石垣市89%、竹富町約70%、与那国町100%で平均約80%が営業再開。約3カ月間、島を挙げて臨時休業していた竹富島でも、7月から観光客受け入れが本格化している。

 竹富島では7月から水牛車観光や自転車観光が再開、飲食店も商いを再スタートし始めた。

 水牛車観光を提供する新田観光(新田長男代表)は1日から営業再開。新型コロナ対策として、観光客には電話予約の時点でマスク着用など自己防衛を促す。20人乗りの水牛車は、最大12人に制限し「3密」を避けて営業している。

 2日に同島を訪れた柴田直子さん(42)=千葉県=は友人ら5人で八重山観光。6月30日に竹富島行きを予定していたが、水牛車観光の未再開を知り、旅行最終日に日程変更。「竹富島に来られてよかった。沖縄って感じがする。また行きたいと思う」と離島観光を満喫した様子。

 水牛車スタッフの70代男性は島内の状況について「営業再開はまだ半分に達しない。今は観光客も多くないが、16日頃から店が開き始めるのではないか」と予測した。

 7〜8月の観光トップシーズンを前に、八重山3市町の観光関連事業所でも営業再開が相次いでいる。

 石垣市観光交流協会(会員313人)はこれまで、市の観光施設を含む57事業所の臨時休業を確認。6月9日時点で89%に当たる51事業所が営業再開した。

 約120事業所が臨時休業した竹富町観光協会(会員137人)によると、2日時点で営業再開は7割ほどの見込み。担当者は残りの休業事業所について「国のGO TOキャンペーンに合わせて7月下旬、8月上旬に再開する」と予測する。

 与那国町観光協会(会員56人)では最大43事業所が休業したが、7月2日までに全ての事業所が営業を再開した。

 市観光協によると、夏場の入域観光客数は前年比4〜5割ほどを見込む。年間では100万人を割ることが確実視されている。


2020-07-03 09:42:44
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36547/

小浜島の町文化財視察 価値を再確認、一般公開へ


コーキ原のガジュマル群落とコーキ原石灰岩を視察する参加者ら=2日午前、小浜島

 【小浜】竹富町教育委員会(仲田森和教育長)は2日、小浜島に残る竹富町指定文化財を視察した。教育委員や職員らは、町指定天然記念物「コーキ原のガジュマル群落」、同史跡「ウティスク山遺跡」の文化財としての価値を再確認した。今後、町は小浜公民館や地域住民と調整し両文化財の一般公開を目指す。公開することで教育、観光資源への活用が期待されている。

 コーキ原のガジュマル群落は1976年7月15日に指定、推定樹齢約250年とされている。地上に露出した石灰岩をガジュマルの根が覆い、生育したひげのような気根が発達し、地表に根を下ろしている。いくつもの木が連結したように見え小規模な森を形成、神秘的な空間はみる者を圧倒する。

 教育委員4人は、担当者から説明を受け巨木を観察。長い歳月が生んだ自然美に驚きの表情を見せていた。

 ウティスクは島の北側にあり、2004年9月17日に指定。同年の小浜島総合調査報告書(沖縄県立博物館)によると、スクは琉球石灰岩で石積みされ、外部から容易に侵入できない造りになっている。参加者は、雑木が生い茂り中に入れなかったため、遺跡入り口で状況を確認した。

 コーキ原ガジュマル群落を視察した小浜在住の西表一委員は「地元民だが、こういう場所があったとは知らず驚いた」と話した。

 島村賢正委員=波照間=は「これほど素晴らしい景観は見たことがない。小浜島そのものが岩石や地層の博物館。文化財として多くの方に見てもらえるよう整備してもいいと思う」と評価。「ただ、自然環境が悪化しないよう配慮が重要。自然保護、観光資源としてプラスになる方法をとってもらいたい」と要望した。

 町は測量調査で私有地と町有地の境界を定め、観覧しやすいよう木道整備も検討。事業化に向け地元と協議を進める。


2020-07-03 09:39:33
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36546/

竹富・小浜へ配達開始 ネットスーパー、離島に拡大


竹富島、小浜島にもエリア拡大したネットスーパー。店舗関係者らがボックスをコンテナに収納した=2日午前、八重山観光フェリー貨物専用事務所前

 イオン琉球㈱(佐方圭二代表取締役社長、本社・南風原町)がマックスバリュやいま店で展開している「イオンネットスーパー」のエリアを1日、竹富島と小浜島まで拡大し、両離島への配達を始めている。竹富島の場合、注文から最短約6時間で配達が可能。今後、8月をめどに西表島にもエリア拡大する予定。

 石垣地区のネットスーパーは、ことし4月1日に開始。新型コロナ禍に伴う新しい生活様式や、生活ニーズに応える買い物手段として始まった。無料登録の会員限定サービスで、スマートフォンなどから日用品や常温・チルド商品を注文・購入できる。

 今回、離島住民の不便性解消のため、竹富島(189世帯)と小浜島(439世帯)にエリア拡大。配送料は60㍑分のボックス5個まで基本料金とし、小浜島900円、竹富島700円と設定。商品購入6個分から配送料が100円ずつ追加される仕組み。

 配達は各離島の港留め。注文締め切りは▽竹富島・当日午前9時▽小浜島・前日午後4時―となる。配送日は曜日で決まっている。小浜島は月・水・木・金・土、竹富島は火・木・土で1日1便。

 2日、小浜島から注文があり、関係者がボックス2箱を貨物船のコンテナに積載。トイレットペーパーや酒など日用品を、利用者が待つ小浜島に送った。

 同社社長室の喜納優子広報課長は「竹富、小浜島の方は石垣に来て買っていた。これからはネット注文で早ければ注文から6時間半で到着するので利便性が高まる」とPRした。

 石垣島内の配達対象エリアは新川、新栄町、浜崎町、美崎町、石垣、大川、登野城、平得、真栄里、大浜の計2万68世帯。石垣地区では現在、約800件の利用登録がある。

 問い合わせはマックスバリュやいま店(83-2829)。


2020-07-03 09:36:35
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36545/

民間委託で救急業務開始 西表島西部地区


1日から西表西部地区で救急救命業務に当たっている日本救急システムの救急救命士ら。(右から)島伶弥さん、長谷川瑛一部長、鈴岡克文部長補佐、池宮城和哉さん=1日午前、祖納

 【西表】県内自治体として初の民間委託による救急救命業務が1日、西表島西部地区で始まった。受託先の日本救急システム㈱(JEMS、本社・宮崎県)沖縄支社竹富救急事業部が祖納集落の救急救命士詰め所を拠点に活動を展開する。2020年度は救急救命士4人を配置し、3人体制で平日午前8時半〜午後5時半まで業務にあたる。事業部の長谷川瑛一部長は「消防団員の負担軽減、住民の暮らしを守り、観光客が安心して来島できるよう貢献できればと思う」と意気込みを語った。

 JEMS(ジェームス)は、非常備消防の自治体から委託を受け救急救命業務を行っている。竹富町は、1町多島という地理的な事情から常備消防(消防署)を設置していない。業務受託は宮崎県美郷町、徳島県勝浦町に次いで3例目になる。

 町内の急患搬送体制は、119番通報後、各地域の消防分団が島内の診療所に傷病者を搬送している。西部地区は観光客の増加などで他地域に比べ件数が著しく多い。2017年度の通報件数は約150件、このうち石垣市内の病院に約30件を搬送。出動のみで終わるケースも少なくない。また、町全体の搬送業務は9割以上を占め、本来の任務である消防業務は1割にも満たない。

 西部地区の消防分団(上原、西表、白浜、船浮、鳩間)は、昼夜問わず仕事中にも要請が入り出動せざるを得ない状況で、団員らは疲弊しきっていた。

 JEMSの参入で消防業務と搬送業務を切り離し、消防団の負担軽減を図るほか、これまで診療所到着後から始まっていた医療介入が、救急車到着後に開始でき救命率向上にもつながると期待されている。

 また、団員ができなかった医療行為を救命士が行うことで、診療所医師の処置が軽減され、ケースによっては石垣島へ船による転院搬送の同乗も可能になり、医療資源の保全に期待が寄せられている。

 現在、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染対策については、JEMS独自の感染症対応マニュアルに基づき、発熱や感冒症があれば防護服、ゴーグルを着用し搬送する。

 白川透代表取締役は「救急救命、医療はひとつのインフラ。充実させることで生活しやすくなり、観光客も訪れやすいと思う。しっかり責務を果たせるよう関係機関と連携を深め取り組んでいきたい」と話した。

 民間救急の導入を町に要望してきた上原分団の崎枝裕次分団長は「これまで消防団は仕事を犠牲にして業務に当たり、団員が疲弊していた。町をはじめ、JEMSや関係機関にとても感謝している。今後は、救命士の方々が慣れない地でやっていけるよう、バックアップしていきたい」とうれしそうに話した。

 本年度、休日や夜間は消防団が搬送業務を担当、段階的にJMESへ業務を引き継いでいく。21年度は救命士を10人配置、西部地区で24時間体制業務を構築する。その後、東部地区までエリア拡張を目指し、将来的には町内各島での民間委託が可能か検討していく。


2020-07-02 10:44:52
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36544/

返礼品の発送を開始 石垣牛CFプロジェクト


支援者向け発送される石垣牛商品。関係者が拍手で見送った=1日午後、担たん亭

 インターネット上で支援金を募り、返礼としてJA石垣牛を贈るJAおきなわの石垣牛クラウドファンディング(CF)プロジェクトは6月21日で終了し、1141件1789万4338円が寄せられた。JAおきなわ八重山地区畜産振興センターは1日、生産者からの感謝のメッセージを動画で伝えるQRコード付きの礼状も添え返礼品の発送を開始した。

 支援は山形、鳥取、高知を除く都道府県からあった。多い順に関東502件、沖縄236件、近畿166件、九州62件、北海道24件、中国21件、東北13件、四国10件。八重山では石垣市46件、竹富町3件だった。

 支援総額に端数が生じたのは「良い肉」の語呂合わせで429円、「サンキュー」の39円や3万9000円など、規定の金額以上の支援があったため。これが175件と支援総件数の15%を占めた。金額は計33万7338円。JAは「CFの趣旨である支援という形が如実に表れ、大変感激している」と感謝する。

 同センターは、今回の取り組みについて「さまざまなデータが入手でき、貴重な経験をすることができた。当組合の扱う農畜産物の販売促進につなげたい」としている。

 返礼品の発送式が1日、発送を担う5精肉店のうち新川の担たん亭であり、JA石垣牛肥育部会の多宇司副部会長は「全国から支援を受け助かった。おいしい石垣牛を食べてもらい、ぜひ石垣島にお越し頂きたい」と感謝、八重山地区本部の石垣信治本部長も「心温かい気持ちで石垣牛の産地を支援していただいた。絆ができたことをうれしく思う」と述べた。

 地元支援者の池田愛子さん(49)=登野城=と、新里まり子さん(39)=八島=に商品が贈呈された。

 夫の真作さん(53)と子牛を生産する池田さんは「子牛を購買者に買ってもらっているので、まずは自ら購入した。和牛を消費してもらいたい」とPR。

 夫の朋也さん(38)とともに繁殖から肥育まで行う新里さんは「購入者の気持ちがうれしい。生産者の励みになる。新しい時代に対応できるよう頑張っていきたい」と決意を新たにしていた。


2020-07-02 10:41:19
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36543/

JAおきなわの石垣牛クラウドファンディング…

 JAおきなわの石垣牛クラウドファンディング(CF)プロジェクトは、国内44都道府県から1141件1789万円余が寄せられたという
新型コロナウイルスの影響で最大の消費者である観光客が激減、販売・消費が落ち、窮地に陥った石垣牛の消費拡大を図るためJAが実施したCFは、全国の消費者にインターネットを通して支援を募り、その返礼としてJA石垣牛を贈る
そもそも石垣牛は、その大半が島内で消費され、島外にはほとんど出荷されることがなかった島のブランド牛。全国の多くの人たちが、石垣島に行かなければ食べることができなかった牛肉
これを、支援という形で居ながらにして石垣牛を食することができるのは、消費者にとっては一石二鳥だったのかもしれない。支援額は、開始5日間で当初目標の1000万円を超え、最終的に目標の約1・8倍。石垣牛人気を改めて知ることができる数字だ
JA地区畜産振興センターは1日、生産者からの感謝のメッセージを動画で伝えるQRコード付きの礼状も添え返礼品の発送を開始した。生産者の顔が見える牛肉として支援者たちにも喜ばれるだろう
新型コロナが与えた試練だが、逆に、全国に石垣牛のおいしさをPRするチャンスとなった。今回の経験をコロナ後に生かしたい。(下野宏一)


2020-07-02 09:05:13
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36542/

石糖新工場建設計画 県、関係機関が検討開始


施設の老朽化が深刻になっている石垣島製糖工場。県と関係機関が解決策の具体的な検討を始めた=6月30日午後、名蔵

 石垣島製糖㈱(松林豊代表取締役社長)の分蜜糖工場が老朽化している問題で、県は6月30日、地元関係者とともに課題解決に向けた具体的な検討を開始した。新工場建設計画は、費用が莫大(ばくだい)になることなどから見通しが立っておらず、どのような形で工場の維持・存続を図っていくかが課題となる。

 県は、分蜜糖製糖工場の施設老朽化や働き方改革への対応など操業に関する課題を解決するため、ことし2月に分蜜糖製糖工場安定操業対策検討会議を設置。この日、石垣市やJA、日本分蜜糖工業会、石垣島製糖などの担当者らと八重山合同庁舎で第1回石垣島部会を開いた。

 製糖工場の安定的な操業に向けた生産体制や収穫体系などに関する事項を検討する。出席者によると、この日の会議では石垣島製糖の存続のためにどのような対策をとっていくか協議を進めていくことで認識を共有した。

 新工場について石糖は建設費約260億円を見込んでいる。現在活用できる国の補助事業(産地パワーアップ事業)では国10分の6、県・市それぞれ10分の1の補助があるが、石糖の負担率は10分の2で52億円と多額。市とともに新工場の必要性を訴えているが、現行制度では「市も石垣島製糖も自己負担額を担う体力がないことから取り組みを進めるのは困難」としている。

 松林社長によると、会議では「新工場建設が必要であるとの考え方はある程度理解されていると思う。要請行動の繰り返しで新工場はできるのか。このまま推移していく中で、これ以上の操業は無理となり、工場を閉鎖するしかないという事態は避けなければならない」として、必要に応じて設備投資計画の作成を検討する考えも伝えた。

 一方、「先が見えない中で、設備投資計画が大きくなれば、企業の存続にも影響する」とも指摘、早期に解決策の見通しを付けるよう要望した。

 現工場は建設から57年が経過。亀裂が多くみられるなど強度の劣化、機械の老朽化が著しい。処理能力の低下も顕著で、収穫の機械化に対応できず、製糖に要する期間の長期化に伴って作業の遅延や生産性の低下を招くなど、農業経営に支障を来しているという。

 現施設での勤務体系では、働き方改革に伴う時間外労働の上限規制をクリアできない状況にもなっている。


2020-07-01 09:53:03
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36541/

新八重山博物館建設 検討会議立ち上げへ


老朽化、狭隘化が長年課題となっている八重山博物館=6月30日午後

 石垣市教育委員会は新石垣市立八重山博物館(仮称)の建設に向けて、必要事項を検討調査する「新石垣市立八重山博物館(仮称)建設事業部内検討会議」を7月中に立ち上げることを6月26日に決定した。教育部長を座長に、関係課長、係長級職員計9人で構成。施設の機能や運営、維持管理の在り方などについて話し合い、今年度中に委員会としての基本的な考え方をまとめる方針。

 現博物館は1972年建設。老朽化、狭隘(あい)化が顕著で、収蔵品約2万点は同館の収蔵庫や敷地内プレハブに収まらず、民間倉庫を借り上げ収納している状況。

 新博物館をめぐっては、1993年から5年かけて基本計画が策定されたが、事業費が40億円と膨れ上がり一時中断。計画を見直し2014年度に基本構想が改めて策定されたが、予算確保が壁となり、施設の規模や事業費を具体的に掘り下げる基本計画の策定には至っていない。市は昨年、建設資金に充てるために寄付金や会計年度予算を積み立てる基金を設置した。

 同検討会議は、基本計画策定に向け、基本構想をベースに、必要な事項を調査検討。座長は必要に応じ会議を招集し、調査検討した事項を教育長や中山義隆市長へ報告する。

 砂川栄秀館長は「財政を含めて現状を検討し、できるだけ早めに教育委員会としての考え方を整理したい」としている。

 市教委は6月26日午後、事務局2階ホールで開いた定例会で、会議の設置要綱制定を承認した。


2020-07-01 09:50:14
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36540/

きょうから7月が始まる。直射日光を浴びる…

 きょうから7月が始まる。直射日光を浴びる街路樹や公園の木々が日射をさえぎり、吹きわたる風が何とも心地よい
緑陰が恋しくなる季節であり、青空に映え流れる雲の姿もまた美しい。静寂さ、濃い緑の中の新鮮な空気、星の降る空、夜空に消える花火など、自然の中で営まれる生活が輝きを増していく
自然環境の保全は人間愛にもつながる。人間が引き起こす消費活動が地球環境を破壊し、将来を危うくしている。世界的な海洋汚染の現状を踏まえ、きょうから全国のスーパーやコンビニなどの小売店で、プラスチック製レジ袋の有料化がスタートする
政府が有料化に踏み切った背景には、プラスチックごみによる海洋汚染の深刻化がある。海に流れ出たプラごみを魚や鳥が誤食、海底のサンゴに絡みつくレジ袋や海岸の景観悪化などが世界各地に広がっている
有料化することで使い捨てごみになるのを減らし、マイバッグの利用を促すことで海洋汚染などを防ぐのが狙い。国内では、富山県が全国に先駆け「例外なしの無料配布廃止」を掲げ、京都府亀岡市は、レジ袋の提供を禁止する条例を制定している
地球市民、できることから始める。マイバッグの積極的な利用、コロナ禍の中での生活スタイル見直しは、地球に優しく暮らす方法でもある。(鬚川修)


2020-07-01 09:47:05
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36539/

米原海岸 利用ルール、本格運用へ


7月1日から利用ルールが本格的に運用される米原海岸=2月13日午後

 環境省沖縄奄美自然環境事務所は29日、石垣島米原海岸利用ルールを7月1日から本格運用すると発表した。関係機関のホームページや広報誌で周知を図るほか、利用が多くなる9月まで月2回程度、現場での巡視や周知活動を行いルールの定着を目指す。地域主体で活動が継続できるよう運用体制も構築していく考えだ。

 利用ルールは▽野生の生き物を捕らない▽サンゴを踏まない▽野生の生き物にエサを与えない▽モリや水中銃を使わない▽環境に優しい日焼け止めを使う▽遊泳時にはライフジャケットやウエットスーツを着用するなどの内容となっている。

 米原海岸は、良好なサンゴ礁生態系が広がっていることから2007年に西表石垣国立公園に指定されたが、アクセスの良さやシュノーケリングによる自然観察を手軽に楽しめる場所として利用が増加し、自然環境への影響が懸念されている。

 石垣市を中心に10年度に利用ルールが策定されたものの、周知が十分ではなかった。同省は16年度にサンゴ礁生態系保全行動計画2016一2020を策定、「サンゴ礁生態系における持続可能なツーリズムの推進」という重点課題のモデル事業に米原海岸の利用ルールづくりを選定した。

 関係行政機関、米原公民館、エコツアー事業者などをメンバーとする協議会が17年度からルール内容の検討を進め、▽自然環境▽地域社会▽安全一の3分野で計16項目のルールを整理し啓発用のチラシ・ポスターを作製し、昨年7月から試験運用を開始していた。

 今後の課題となる運用体制については、9月以降の協議会で具体的に検討する予定だ。


2020-06-30 09:35:39
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36538/

凧あげミニ交流会開く 来年は「世界の凧大集合」


八重山凧愛好会のミニ交流会が開かれ、約40人が参加した=28日、南ぬ浜町緑地公園

 東京五輪に合わせて開催予定だった「第20回石垣島全国凧あげ交流会」の次年度延期を決めた八重山凧愛好会(仲間清隆会長)は28日、南ぬ浜町緑地公園でミニ交流会を開いた。同会には本土の愛好家らを招き、たこ揚げを通して約40人が交流した。

 同会は毎月最終日曜日と定めている「凧あげの日」をミニ交流会と銘打って実施。

 この日は天気に恵まれ、風速4㍍とたこ揚げ日和に。八重山伝統凧の「ハッカク」「ピギダー」のほか、宮古島やバリ島のたこなど珍しいたこも大空を舞った。

 三本木善吾さん(77)=登野城=はコロナ禍からの無病息災を祈りアマビエ凧を作成し、長方形の角凧が無事に上空を舞った。三本木さんは「早くコロナが終息してほしい。石垣市は観光がメインなので、全国から観光客が来てほしい」と願った。

 3年前から来島している吉永明夫さん(71)=東京都=は、オリジナルのたこを約200㍍の高さまで揚げた。この時期特有の石垣島の海風が気に入っているようで「面白いたこを表現するなら海風の方がいい。石垣島はユニークな場所」と土地柄を評価した。

 仲間会長は次年度の第20回大会について「東京五輪の成功を願い、『世界の凧大集合』をテーマにする。多くの人を呼んで石垣島で開催したい」と意気込んだ。


2020-06-30 09:31:23
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36537/

夏至南風(かーちーばい)が吹いている。

 夏至南風(かーちーばい)が吹いている。窓を開ければ、風が吹き抜けてゆくが、なにしろ最低気温が29度を超える真夏日、熱帯夜の日々である。せっかくの風も熱を帯びているように感じる
琉歌に「節や立ちかわて 秋になり居すが 朝夕はなさらぬ 玉のうちは」とある。季節は巡り、旧暦9月から10月の頃になっても手放せない「玉のうちは」。そう、クバうちわである
石垣で「くばぬぱーおんぎ」、小浜島では「くばあぶる」という。小浜では若夏の紫外線が強くなりだす頃、男衆が老いも若きも一斉につくり出す。これから秋までの行事に、藍染めの着物とともに欠かせぬ必需品だから
大ざっぱに切って何日か天日に干す。あるいは車のトランクへ。それぞれのやり方で乾燥させ、葉の色を抜く。広げて型押しし、化粧切りで整える。センスのみせどころである。風が香り高く、寄り合えば自慢の一品を見せ合うのも楽しみのひとつ。うんちくを語らせば、誰もが一家言を持つ
遠来の客に進呈すると喜ばれること請け合い。女性用に一まわり小さなサイズ、孫用のミニチュアサイズも作る人もある。わが家は風鈴の風受けさえも、くばあぶる
行事や暮らしに密着した一品。時間も手間もかけてこそいとおしい、涼風を呼ぶ「玉のうちは」である。(慶田盛伸)


2020-06-30 09:28:44
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36536/

石垣市男女共同参画推進事業 「川柳・標語・フォト」コンテスト


「届け!あなたの想いを川柳・標語にのせてコンテスト」と「家庭も地域もみんなが主役フォトコンテスト」の受賞者ら=27日午前、石垣市健康福祉センター視聴覚室

 2020年度石垣市男女共同参画推進事業「届け!あなたの想いを川柳・標語にのせてコンテスト」と「家庭も地域もみんなが主役フォトコンテスト」の表彰式が27日午前、石垣市健康福祉センター視聴覚室で行われ、最優秀賞に川柳・標語部門で小池淳一さん(44)=登野城=の「父の床(とこ) 亡き妻の笑み 横にあり」、フォト部門で西表帆純さん(31)=新川=の「パパのお手伝い」が選ばれた。

 23日から29日の男女共同参画週間に合わせ毎年実施している。ことしは川柳・標語部門に45点、フォト部門に19点の応募があり、計12点が入選した。作品は8日から8日間、市役所ロビーに展示され、市民の投票で入賞作品が決定した。

 小池さんの作品は、病気で亡くなった母を懸命に介護した父をテーマにしたもの。実家に帰ったとき、父の寝床にほほ笑む母の写真が飾られていたのを目にし、その思いを川柳に詠んだ。受賞に「両親のつながりを感じた瞬間だった。初めて応募したがまさか受賞できるとは。父に報告しようと思う」と笑顔を見せた。

 西表さんは娘(5)と息子(2)が保育園の帰りに父親が飼育している牛にエサをあげ、お手伝いしている後ろ姿をとらえた。西表さんは「受賞できてびっくり。島ならではの光景だと思うので、それが写真で伝わってすごくうれしい」と喜んだ。

 中山義隆市長は「日常生活のなかで感じたことや現代の社会情勢をとらえた優秀な作品が多く、男女が共に輝く社会づくりが広がる様子が感じられる」と話した。

 最優秀賞以外の入賞者は次の皆さん。

【「届け!あなたの想いを川柳・標語にのせて」部門】

 ▽優秀賞=「キッチンに 立つ父を見 娘(こ)が並ぶ」(小林由希)▽=佳作「夫帰宅 ごちそうに勝る 『おつかれ様』」(豊里和子)、「おいコロナ そろそろ消えても いいコロナ」(安里隆)、「節目には なかよしこよしの 赤ワイン」(玉城みどり)▽石垣市女性団体ネットワーク会議会長賞=「ちむぐくる 一人ひとりが 輝く社会」(玉代勢恵子)

【「家庭も地域もみんなが主役フォトコンテスト」部門】

 ▽優秀賞=比嘉なみこ▽佳作=豊里友樹、宇根底弘美、玉城多美▽石垣市女性団体ネットワーク会議会長賞=豊里和子


2020-06-28 05:00:20
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36535/

オキナワモズク 世界初、4株の違い解明


オキナワモズク4株の違いをゲノムレベルで解明したことを発表する西辻光希研究員(右端)ら=25日、県庁

 【那覇】沖縄科学技術大学院大学(OIST)マリンゲノミックスユニットの西辻光希研究員(36)らは25日、県庁で会見を開き、沖縄各海域のオキナワモズク4株の違いをゲノム(全遺伝情報)レベルで解明したと発表した。褐藻の同一種、複数株のゲノム解読は世界初。各株に固有の遺伝子が2〜3%程度見つかり、亜種である可能性が高いことや、4株の進化の過程を明らかにした。八重山では4株と独自株が混ざった形で養殖が行われている。今後、4株のブランド化や新品種の開発などが期待される。

 研究には沖縄県水産海洋技術センターが協力。冬場の海水温上昇などの影響でモズク類の生産量は不安定で、品種改良株が求められており、モズク類の進化過程の解明と海藻類初の交雑育種を行うための足掛かりとして2015年から研究に取り組んだ。

 4株はOISTと同センターが16年に世界で初めてゲノム解読に成功したS株(品種名:イノーの恵み)と勝連(K株)、恩納(O株)、知念(C株)で、大きさや密度、歯応え(硬さ)などが異なる。県内では4株が混ざった状態で流通している。

 研究で遺伝子を比較したところ、4株それぞれに固有の遺伝子が全体の2〜3・5%(262〜457個)存在していて亜種の可能性が高いことが分かった。

 さらに解読したゲノムに存在する遺伝子を用いた分子系統解析を行い、オキナワモズクと近縁種のイトモズクが分岐して以降、S株、K株、O株、C株の順に出現したことを突き止めた。

 固有遺伝子が分かったことにより株を特徴づける遺伝子の絞り込みや、温暖化に対応できるモズク株の作成などが期待できる。西辻光希研究員は「モズクをきっかけにゲノム科学的な理解が進めば。研究成果が八重山独自の株の解明にもつながるかもしれない。まずは食べているモズクに4種類含まれていることを知ってもらい、ブランド化にもつなげていけたら」と話した。研究論文は26日の「BMCゲノミクス」に掲載された。


2020-06-28 05:00:10
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36534/

国内外の凧(たこ)愛好家の…

 国内外の凧(たこ)愛好家の参加を得て6月末開催予定だった20周年記念・第20回石垣島全国凧あげ交流会はコロナ禍で来年へ延期された
計画では来る7月開催されることになっていた東京オリンピックにちなんだ世界の凧大集合を銘打っていただけに残念。事前に送ってもらった各地の珍しい凧は来年まで預からせてもらうことに。中に祝2020年東京オリンピックの文字の入ったものも
そこで交流会事務局の八重山凧愛好会では、会が毎月最終日曜日に行っている凧上げの日を交流会の代替として、届いている凧の一部を試し上げすることに決めた
2001年に始まった交流会は、晴天の多い夏至の前後に吹き渡るカーチバイ(夏至南風)に恵まれ、終日、連日で凧上げができるので全国の愛好家にとっては憧れの凧風の聖地。リピーターの多いのも特徴で昨年まで19回19年間皆参加の方は延期に落胆、航空券は日時空けいつでもOKとの由
なぜか石垣島は凧の宝庫としても一目おかれていて各地の凧関連施設では八重山の伝統凧が展示されている
それだけに本日の凧上げでは八重山の伝統凧、世界の珍しい凧、会員の創作凧、悪霊・疫病を退けると言われるアマビエ(石垣島風)凧もあげて、平和を祈りコロナに負けない気概を示したい。3蜜に気を付けて。(仲間清隆)


2020-06-28 05:00:00
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36533/

市観光交流協会 中山市長を会長に選出


第57回総会に出席した会員ら=26日午後、アートホテル石垣島

 一般社団法人石垣市観光交流協会(大松宏昭会長、318人)は26日夕、2020年度第57回通常総会を石垣市内ホテルで開き、新会長に中山義隆石垣市長を選出した。石垣市長の会長就任は10年ぶり。新型コロナウイルスによる観光の危機的状況を、官民一体となった取り組みで乗り越えようと市長をトップに据えた。

 総会終了後の取材に中山市長は「まずは八重山の産業の中心である観光を回復させ、全体的な経済回復を目指していきたい。行政代表と会長を兼ねているので制度の活用や国・県への予算要求などはしやすくなる」と話した。

 石垣市への入域観光客数は2019年で147万人(前年比107・5%)、消費推計額977億円(同103・9%)で、ともに過去最高を記録した。

 ことしは当初、150万人、1000億円を目標としていたものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響により4月以降、観光客数は激減。前年比で4月は90%減、5月は95%減となるなど大きな打撃を受けており、目標達成は不可能な状態に。下方修正を余儀なくされている。

 中山会長はあいさつで「行政民間一体となり、しっかりとした体制を築きたい。島内の経済活動は停滞しており各事業所が厳しい状況にある。歯を食いしばり、みんなで一枚岩となって乗り越えていきたい」と決意を述べた。

 協会は安心安全な観光地の受け入れ体制を強化するため、5月28日に宿泊、観光、運輸、小売り、マリンの観光関連5業種の感染予防ガイドラインを作成し、活用を促している。

 事務局は「ガイドラインの取り組みは全国的にも早かった。今後さらに発展させ、その時の状況に合うようなガイドラインに変えていきたい。会員にも実践してもらい、安全を担保するような観光地をつくっていくよう呼び掛けていく」としている。

 総会では、八重山ビジターズビューローとの連携事業「八重山観光感謝のつどい」(大阪開催)や「那覇地区新年あいさつ回り」などの事業計画を承認。今後も新型コロナの影響がなければ開催する。

 会長以外の役員は次の通り。任期は2年。

 ▽副会長=親盛一功、黒島一博、高橋秀明▽青年部長=請盛真実▽理事=赤城陽子、安谷屋正和、新賢次、池田克紀、石垣信治、石垣憲良、伊良部幸吉、上地健太、浦郫肇、久場島清俊、島仲乱、砂川幹雄、玉城力、渡嘉敷一史、西島本舞、平安名浩文、前里和江、前原愛一、松原一代、宮脇秀至、本村和也、元村伝、山下暢、米盛載也▽監事=石田正夫、真栄田義世


2020-06-27 10:15:53
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36532/

財務改善計画 八漁協、今年度で達成へ


財務改善計画の進捗(しんちょく)などについて説明があった2020年度通常総会=26日午後、市民会館中ホール

 多額の累積赤字の解消に伴う長期借入金9億500万円の返済に向け、2001年度から財務改善計画に取り組んでいる八重山漁協(上原亀一組合長、正組合員234人)は、2020年度で計画を達成する見通しとなった。2019年度決算で借入金残高は4027万円となっており、計画最終年度の20年度で返済する。市民会館中ホールで26日行われた20年度通常総会で議案が承認された。

 財務改善計画で八漁協は手数料の引き上げ、クルマエビ養殖や「海鮮館」運営など赤字要因事業の切り離し、本所2階の閉鎖など経営のスリム化を図り、長期借入金の返済を続けてきた。

 同計画の達成見通しを受け、コロナウイルスの影響に伴う組合員への支援策5002万円を含む2億5000万円の短期借入金を今年度事業計画に計上。借入金の使途と返済などについては、今年度で策定予定の次期中長期計画に盛り込む考えだ。

 19年度事業によると、事業利益は8334万円。事業管理費などを差し引き、事業外収益などを加えた余剰金は1305万円。前期の繰越金を加え、1341万円の黒字を確保した。

 20年度では、事業利益の確保と財務改善計画の達成を重点事項の一つに掲げ、効率的な業務推進、債権回収機能の充実などを図る。国などの支援事業を活用して漁業支援の持続的な利用と地域の活性化も目指す。

 日台漁業取り決めに対しては、八重山北方三角水域の操業ルール見直しについて台湾側と交渉する、とした。

 経年劣化と老朽化が進む漁船保全施設については今年度内に実施設計を行い、次年度以降に整備する。現施設を撤去し建て替えるもの。防衛省の鳥島射爆撃場等周辺漁業施設設置助成事業で実施、実施設計費として1480万円(うち補助予定額1356万円以内)を予定している。

 このほか総会では竹富町の海底送水管更新工事、県の漁港施設機能強化事業(波照間漁港)と川平海岸護岸整備工事などに伴う岩礁破砕についても同意した。

 総会出席者からは▽農林水産物流通不利性解消事業の対象魚種へのマチ類追加▽輸送コストの低減ーなどを要望する声があった。輸送コストについては、発泡スチロールを販売する事業所が石垣市から撤退したため、本島から購入しなければならず購入価格が倍近くになっているという。


2020-06-27 10:11:02
http://www.y-mainichi.co.jp/news/36531/

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